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ダンス技術相談室
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リバテク疑惑とジャパニーズスタイル。
投稿者:ジョナ 投稿日:2019/06/26(水) 22:17 No.449
 
何年も前に亡くなられたのですが川北長利氏の話です。
川北長利氏の記述に1932年THE TEXT BOOK OF MODERN BALLROOM DANCINGの
解説が有りましたが、それによるとこの本はイングリシュ・スタイルの集大成で
、その中の技術編に修正を加えたものがリバイズドテクニックと言う事です。

 リバテクは、ダンス集大成の本の『一部分を抜き出した物!』と言う訳です。
大事な技術以外の項目は、、、当時の教師が虎の巻として門外不出にしたのでしょうね!
これが、リバテクに書かれて無い事と言う訳です。
戦争が始まり、ラストダンスが踊られるまでの踊りを『ブックスタイル』の踊りと言われたそうです。
リバテクが教科書で、外国の社交ダンスを知っていたのは、目賀田男爵が有名ですが、、、
踊る映像は、8o映写機の無声だったようです。


Re: リバテク疑惑とジャパニーズスタイル。
ジョナ : 2019/06/27(木) 11:20 No.450
 

海外旅行には莫大な資金を必要な時代の戦前の話。
ヨーロッパに渡り、ダンスを習得する人は殆ど無く、本物のダンスを目にしたのは、
1955年のレン・スクリプナー組来日で初めてだった。
自分達の考えたダンスとは、アマリの違いに観衆は 声も出なかったそうです!
この時、全日本舞踏選手権の審査はレン・スクリプナー氏単独で、優勝は伴野八郎・四本恭子組でした。

問題は、その後の話です。
四本恭子氏がダンスファンに載せた記事に、リードとフォロウを教えて育てるのは時間がかかるので、
【女性にステップを覚えて貰い、男性のリード不足をカバーしましょう!】
その様にして、競技ダンスで成績を上げる計画を作り、実行に移した。
その結果は、現在に至りジャパニーズダンスと外国人に呼ばれるダンススタイルに成った。
競技で良い成績を残せば、お客が付き教師として自立できる。
結果は、リードとフォロウは知らないが、競技に強いダンス教師が出現したのです。
初めから振り付けの踊りしで育ったダンス教師ですから、多くを期待するのが間違え。
教わらなくても、振り付けは、ボルテクに書いて在ります。
必要なのは、ボルテクを踊れるようにする為の基礎訓練です。
そのレッスンを知っている先生は稀でしょうね!

イングリッシュスタイルとジャパニーズスタイルの踊りの違いを認識してください。
田中英和&ブレストン組
1997 第18回日本インターナショナルダンス選手権大会
https://www.youtube.com/watch?v=EXtHM70OD60
私には、タンゴにその差を感じます。


Re: リバテク疑惑とジャパニーズスタイル。
ジョナ : 2019/06/28(金) 11:41 No.451
 

もし、貴男のダンスが
イングリッシュスタイルか? ジャパニーズスタイルか?  疑問を持ったら
その区別する方法は、
踊りをヤッタ事の無い女性を誘って踊ってみてください。
話をせず、一曲楽しく踊らせたら、貴男はイングリッシュスタイルです。
それが出来ないのは、ステップに拘り、踊る本質を無視したレッスンの結果です。
ステップなんて、踊る為の一要素に過ぎません。
モット重要な事項をレッスンで教えて無い結果です。

貴女が、
ステップを覚える為にシャドウを何回もさせられたら、それはジャパニーズスタイルです。
女性がステップを覚え、シャドウをする為に起きる害悪が在ります。
男性に負担を掛けないで、踊り易くフォロウしています『凄いでしょ〜!』っと心で思うのでしょうね。
押し引き無いフォールドをした方が居りましたが、、
「マルで濡れ雑巾が絡んで踊っている気分。」でした。楽しくない。
その踊りは、一人でシャドウをしている時が最高の動きで、前に居る人は邪魔です。
男性のリードは、次のフィガーの指示では無く、行くべき方向、歩幅、動くタイミング、ボディの動き等、、、
そのリードを無視して勝手に振り付けで動かれたら、、、
『全くの初心者より質の悪い踊りに成る。』  男性のリードを殺す踊りでフォロウは無い。
それをイングリッシュスタイルに作り替えるには、ジャパニーズダンスの洗脳を解くのに5年。
体に覚えこませるのに5年。計10年かかります。

「シャル・ウィ・ダンス」の草刈民代は、バレリーナですが、社交ダンスは数か月の踊りです。
女性に必要なのは自在に動ける体の動きが基礎訓練であり、社交ダンス特有なモノは無い。
男性に要求されるものは、体造りから、ステップ、ボディのムーブメント、曲の知識から、始まり、
女性の5倍の能力を要求される。
そんな手間のかかるレッスンを放棄したのが、今時のダンス教師です。


Re: リバテク疑惑とジャパニーズスタイル。
swing : 2022/01/04(火) 00:29 No.489
  HomePage

ジョナさんへ

私も指導員受験のためにボルテクを勉強した一人です。
一時は自身「テキストダンサー」を標榜していました。
しかし、「踊りをヤッタ事の無い女性」と踊ると、思わぬフィガーが誕生することが分かりました。
競技ダンス志向の方は既定のフィガーを前提に踊られるので、面白くないですが、「踊りは好きだけど踊れない」方と踊ると、どんどん踊れて、フレッド・アステアになった気分になれます!

こちらへの投稿は初めてと思いますが、ご了承ください。


Re: リバテク疑惑とジャパニーズスタイル。
tama : 2022/01/06(木) 16:59 No.490
 

<<川北長利氏の記述に1932年THE TEXT BOOK OF MODERN BALLROOM DANCINGの解説が有りましたが、それによるとこの本はイングリシュ・スタイルの集大成で、その中の技術編に修正を加えたものがリバイズドテクニックと言う事です。>>

THE TEXT BOOK OF MODERN BALLROOM DANCINGというのは出版年から推測するにビクター・シルベスターの著書でしょう。

<<リバテクは、ダンス集大成の本の『一部分を抜き出した物!』と言う訳です。>>

リバテク(The Revised Technique of Ballroom Dancing)はアレックス・ムーアが著したBallroom Dancingの足形図や詳細な説明を大幅に省略した簡易版です。またボルテク(The Ballroom Technique)はThe Revised TechniqueをいかにもISTDが出版したような体裁にして出版したものです。

<<大事な技術以外の項目は、、、当時の教師が虎の巻として門外不出にしたのでしょうね!>>

アレックス・ムーアや英国の教師の名誉のために付け加えますと、アレックス・ムーアはBallroom Dancingの初版(1936年)を出版してから2002年までに第10版まで改定しています。以下をご覧ください。

http://dancepedia.info/top/library/instruction-manual/ballroom-technique-and-arex-moore/

ですから、当時の教師が門外不出にしたのではなく、日本の教師の団体が不勉強なだけです。



ダンスのステップを音楽とどう同期させるか
投稿者:tama 投稿日:2021/01/06(水) 12:23 No.488
  HomePage
まずダンスのステップを音楽とどう同期させるかご説明する前にボルテクのチャートの左端のステップの番号が足型図とどのような関係にあるのかをご説明したいと思います。

まず、アレックス・ムーアのBallroom Dancingという名著があります。これには足型図や用語の詳しい説明、各フィガーの注意事項などがくわしく書かれています。

同じくアレックス・ムーアの著書であるThe Revised Technique(日本の通称リバテクと呼ばれる本の原書)は、プロのダンス教師試験の受験生向けにその著書から足型図や詳しい説明、注意事項を省略した簡略本なのですが、それをさらに簡略化したものがThe Ballroom Technique(いわゆるボルテクの原書)です。

Ballroom Dancing の足型図では、両足が揃っているところから始まり、右足と左足が各ステップごとにどのような軌跡をたどって動いているかが描かれています。

例を一つお見せしますので、リンクをクリックしてください。

両足が揃ったところが各フィガーの始まりでStartと書いているところです。そしてボルテクのチャートの左端のステップの欄の番号が、各足型の番号に対応しています。

この図には描かれていませんが、本文の説明から、各ステップはムービング・フットがサポーティング・フットに揃ったところから始まり、ムービングフットが着地して新しいサポーティングフットになり、それまでのサポーティング・フットが新しいムービング・フットになり、新しいサポーティング・フットに揃えられるかあるいは横を通過する瞬間で終わることがわかります。

お見せした図のステップ4の足型にはその新しいムービング・フットが引き寄せられる軌跡が描かれていないことに疑問を感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この足型の後続フィガーのステップ1は両足が揃ったところから始まる、すなわちステップ4の足型は両足が揃ったところで終わるということになります。

日本語でも英語でも普通1歩あるいはSTEPといえば、どちらか片方の足が地面から離れて着地するまでを言います。

しかし、上の説明で理解いただけるようにBallroom Dancingで言う、STEPとは片方の足の1歩の後半と次の足の1歩の前半からなるわけです。

ですから、アレックス・ムーアはわざわざ、この本のSTEPを普通のSTEPと解釈するのは間違いだよという説明をしています。

一旦ここで説明を中断します。


ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
投稿者:ダンキチ 投稿日:2019/12/28(土) 10:30 No.454
 
ダンスと音楽はどのようにシンクロ(マッチング)が行われているのでしょうか。
この問題については指導者層の皆さんを含め、ダンス界ではクリアな考え方が十分浸透しきれていないような気がしていますので私なりの考え方をご参考までに書いてみます。

ナチュラルターンの1歩目(ステップ1)を例にとって考えてみます。
ナチュラルターンの1歩目では、予備歩左足の上の重心通過点から次の右足の上の重心通過点までが1歩であり、この1歩の間の拍数が1拍なのです。
そしてこの1歩の間の1拍が音楽の小節の最初の1拍と完全にシンクロ(マッチング)するように踊られているのです。

ダンスでは「イチ」とタイミングを取り右足を踏み出し着地します。
このイチとタイミングを取り着地したポイントは1歩目(ステップ1)の中間点であり、そのステップの1拍の中間点、すなわち半拍目なのです。
一方音楽ではパーカッションでビートを打ちながらリズムがとられています。
このパーカッションで1拍目のビートを打つポイント(打点)も拍の中間点でありその拍の半拍目なのです。
と言うことはダンスの各ステップのタイミングは音楽のビート(打点)を打つポイントと常に同じポイントで取られながら踊られているのです。
このようにステップのタイミングと音楽の拍のビート点(打点)を合わせることによりダンスと音楽のシンクロ(マッチング)が行われているのです。

尚音楽ではビートは拍の中間点で打たれているとの考え方に疑問を持たれる方がおられるかもしれません。
その方は次の様に考えて頂けたらと思います。
音楽のビートをパーカッション(太鼓)で打つとします。
太鼓のバチを上から下ろし始めた時がその1拍の始まりの点であり、振り下ろしドンと音が鳴った瞬間がその拍のビートを打った点でありその拍の中間点(半拍目)になるのです。
そして次に持ち上げたバチが元の高い位置に戻った時点がその拍の終わりのポイントになるのです。
この太鼓のビートの考え方は東大の名誉教授岡部先生の指揮に関する解説書からの類推、プロの指揮者今西先生からのアドバイスをも勘案させていただいており、間違いないものと確信しています。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ジョナ : 2020/01/07(火) 13:52 No.455
 

楽器を扱われた事が有りますか?
「太鼓のドンと音が鳴った瞬間がその拍のビートを打った点」です。
それは、指揮者の指揮棒の振り下ろした最後の切り替える点でもあります。
指揮棒の点に合わせ総ての楽器は同調させて音を出します。
太鼓のバチが上がったの下したのは余計な考えです。
アルゼンチンタンゴには太鼓が有りません!
それでも、強烈なビートを各々の楽器が作り上げ、一つの音楽としての統一されたビートを作ります。
ダンスは、音楽と、ステップのタイミング、リードのタイミング、体重の移動のタイミング等、、
総て動くタイミングが違いますが、その考察の方が大事だと思います。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ダンキチ : 2020/01/09(木) 15:51 No.456
 

ジョナさん

ご意見有難うございます。
僕は学生の頃1年半ほどブラバンの小太鼓を時々たたいていましたがそれ以外楽器を演奏したことはありません。

>>太鼓のバチが上がったの下したのは余計な考えです。

太鼓を例にとりましたがバチが振り下ろされるのは指揮者が指揮棒を振り下ろす動作と同じであり、バチが上がるのは指揮棒が振り下ろしビートを打った後振り上げられる動作と同じだとの考えで書かせて頂きました。

僕は指揮者が指揮棒を上から振り下ろし始めた時がその音楽の演奏の一拍目の始まりであり、振り下ろしビートを打った瞬間が一拍の中間点(半拍目)であり次に指揮棒が元の高さに上がった時が一拍目の終わりだと考えています。

ジョナさんは演奏の最初の一拍は指揮棒が下りビートを打った時から次のビートを打つまでだとのお考えだと思います。
と言うことは4拍子の曲の最初の1小節に書かれた4個の四分音符の最初の四分音符の頭が1拍目の頭と言うことになるのでしょうか。

>>ダンスは、音楽と、ステップのタイミング、リードのタイミング、体重の移動のタイミング等、、総て動くタイミングが違いますが、その考察の方が大事だと思います。

ジョナさんはダンスと音楽は具体的にはどこで(どこが)シンクロしてしているとのお考えなのでしょうか。
教科書は「ステップ1のビートバリュー(拍数)は1(拍)等明確に指示しています。
と言うことはステップ1の始めと終わりは音楽の1拍の始めと終わりと合致していなければならないと思います。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ジョナ : 2020/01/10(金) 13:06 No.457
 

> ダンキチ さん

> 僕は指揮者が指揮棒を上から振り下ろし始めた時がその音楽の演奏の一拍目
> の始まりであり、振り下ろしビートを打った瞬間が一拍の中間点(半拍目)で
> あり次に指揮棒が元の高さに上がった時が一拍目の終わりだと考えています。

 ダンサーは、楽器の専門家では無い。だが、音楽を聴き音楽の表現をする音楽を聴く専門です。
音楽のビートは、オタマジャクシの位置、音が出た位置、指揮棒が振り下ろされた点が 聴く人間の認識できる点です。
その点に向け楽器は音を出し、ダンサーは動きステップの一歩を終了させます。

> ナチュラルターンの1歩目では、予備歩左足の上の
> 重心通過点から次の右足の上の重心通過点までが
> 1歩であり、この1歩の間の拍数が1拍なのです。

音楽の一拍と、 ステップの第一歩の動きを混同している様子がウカガエマス。
拍は点ですが、ステップは時間が在ります。

最も簡単な方から話し始めると、「音楽の1」とは言うまでもなく、1の四分音符
(オタマジャクシ)の始まりからはじまって、音符の終わりで終わる。音符の長さが
1の長さです。ピアノで強符をボン、と弾けば、その鍵盤の叩いた時が「1」の始まり。
更に、オタマジャクシの在る点と羽により音の長さを指示されます。
音の長さは旋律に関係しますがビートには関係無く ビートは一小節毎に繰り返されます。

初心者やパーティのレベルなら、一小節を 1,2,3,4のカウント(4ビート)でステップをしても良いのですが、
人に評価される踊りならば、8ビートで1小節を取れる事が前提です。
1&2&3&4&と言うカウントです。この&カウントで当然やる仕事がある訳です。
更に切れの良い踊りをするなら、16ビートも必要です。
大事なのは、そのビートに乗って踊る事! 
それが、モダンで表現をメロディに乗せるにしても、、、メロディの中にビートは含まれています。
初心者の様に 1,2,3,4 等と感じて踊っていては、曲の表現が弱い。
曲をボディで感じてくれないと、踊りが曲にシンクロしているとは言えないでしょうね、、、


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ダンキチ : 2020/01/11(土) 09:03 No.458
 

ジョナさん

AA
>>ダンサーは、楽器の専門家では無い。だが、音楽を聴き音楽の表現をする音楽を聴く専門です。
>>音楽のビートは、オタマジャクシの位置、音が出た位置、指揮棒が振り下ろされた点が 聴く人間の認識できる点です。
>>その点に向け楽器は音を出し・・・

上記に異論はありません。

>>・・・ダンサーは動き、ステップの一歩を終了させます。

僕はビートを打った時にはステップの一歩は終了していないとの考え方です。
ビートに合わせタイミングを取り、ステップの着地が行われているものと考えています。
このポイントは1歩目の終了点ではなく中間点なのです。

ジョナサンは「一歩を終了させます」と言われていますがダンスの一歩とは何処から何処までが一歩だとのお考えなのでしょうか。
一歩が終了するとはどの時点だとのお考えでしょうか。

BB

>>音楽の一拍と、 ステップの第一歩の動きを混同している様子がウカガエマス。
拍は点ですが、ステップは時間が在ります。

音楽の一拍とは点ではなく時間です。
そしてこの音楽の一拍がステップの第一歩目の始まりから終わりまでの一拍(ビートバリュー)に相当すると言っているのです。
「拍」と言う日本語の言葉は「ビート」すなわち「打点」点を意味することも承知していますが教科書に書かれた拍数(ビートバリュー)は点ではなく時間を意味していることは明らかだと思います。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ジョナ : 2020/01/11(土) 14:20 No.459
 

>ダンキチ さん
>ビートに合わせタイミングを取り、ステップの着地が行われている
>ものと考えています。
  その時に体重は何処に有るのでしょうか?
っと言うよりも、此れがステップ主体の戦前ではブックスタイルと言う踊り方で、
戦後はジャパニーズスタイルと言われた踊り方でステップをすれば踊りと考える訳ですが、、、
踊りは、ボディが踊ってナンボの物と考えるダンスとの違いです。

>ジョナサンは「一歩を終了させます」と言われていますがダンスの
>一歩とは何処から何処までが一歩だとのお考えなのでしょうか。
  ワルツのナチュラルターンで言えば、
一歩の終わりは、右足で立った位置、二歩の終わりは左足で立った位置。
立つとは、片足で上に体の軸が在る状態で、体重移動も終わっている。

>音楽の一拍とは点ではなく時間です。
  拍とは、打つ事です。 打つ時点ではタイミングは有っても長さの考慮はありません。
拍にバイオリンの音は要求されません。
有るのは、次の拍迄の時間です。
結果は音楽とステップの考えは違うでしょ? と言う事です。

>教科書に書かれた拍数(ビートバリュー)は点ではなく時間を意味し
>ていることは明らかだと思います。
  残念ながら、私は教科書を持っていません。昔はリバテクなんて持っていましたが、、
基本的には、ステップが書かれていたと思っています。
上記の通り、拍と拍の間には時間が在ります。
問題は、その拍と拍の間に、ステップの動き、ボディの動き、リードの動きのタイミングがある訳です。
 拍のポイントに向けステップする為の予備動作にこの&のタイミングを使う訳です。
 その拍の中間を意識するには、一小節8ビートを使う必要が有る。
  ワルツのナチュラルターンで言えば、
「3の終わりでロアー」っと言う意味は、一拍のタイミンではロアーが完了している事を示している。
3&1とカウントを取ると、、&と1の間にロアーが行われるのですが、、、
これは、昔のチャンピョンの踊り方を書かれたモノですから、、アマチュアには困難かもね、、
ステップのカウントと拍のタイミングの使い方の例です。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ダンキチ : 2020/01/12(日) 09:57 No.460
 

ジョナさん

AA
>>その時に体重は何処に有るのでしょうか?

ステップする足が着地した瞬間とは両足の上に50/50の体重がかかった状態であり、体重は両足の中間すなわちステップの中間点にあるとの考えです。
実際に音楽をかけながらステップを踏んでみてください。
この踊り方は初心者、上級者、欧米人、日本人の区別なく全てのダンサーが現実に試みているステップの踏み方だと思います。

BB
1歩は何処から何処までかの考え方は僕と同じです。
有難うございました。

CC
我々が一般に使っている「拍」という言葉は「ビート」、打点を意味していると思います。
そして「1拍」、「2拍」等の表現をした場合は長さを意味していると思います。
4拍子の曲の一小節の長さを4等分し、その1/4が1拍です。
僕はこの1拍とは指揮者が指揮棒を振り下ろし始めた時点から振り上げが完了する時点までだと考えています。
ジョナサンはこの1拍は指揮棒が下に降りおろされビートを打った時点から次のビートが打たれるまでを1拍だと考えておられるのだと考えています。

DD
>>「3の終わりでロアー」っと言う意味は、一拍のタイミンではロアーが完了している事を示している。
>>3&1とカウントを取ると、、&と1の間にロアーが行われるのですが、、、

3&1の「&」でロアーが行われ、完了するとのお考えであれば僕もそうだと思っています。
ナチュラルターンの3歩目の前半の半歩(半拍)ではライズが継続され、後半の半歩(半拍)でロアーが行われ3歩目の終わりでは完全にロアーの状態になっているとの考えです。
教科書では3歩目の最初はライズの継続が行われその後、右足が左足に揃います。
この右足が左足に揃った瞬間が右足の着地点であり、3歩目の中間点だとの考えです。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ダンキチ : 2020/01/12(日) 11:22 No.461
 

ジョナさん

すみませんが一つ教えて頂けませんか。

上でジョナサンの「ステップの一歩は何処から何処までか」のお考えを教えて頂き、基本的に僕の考え方と同じであることにびっくりしています。

すみませんがこの考え方はジョナさんご自身が考えた考え方なのでしょいうか。
それともジョナさんが関係されたダンス団体、もしくはグループ等ある社会では常識とされている考え方なのでしょうか。

実は約15年ほど前から僕は同じ考え方を持ち始めました。
そして主としてネットのダンス愛好家の皆さんの世界で、そして時々プロの先生方、ダンス団体のかたとも意見交換をし、ジョナさんと基本的に同じ考え方を主張してきましたが何方からもまともに賛同された記憶がないのです。

かかる考え方がダンス界では一般的な考え方なのかどうかについてのご意見教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

追記)WDSFの教科書ではジョナさん、僕の考え方と基本的に同じ考え方が文章化され書かれています。


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ジョナ : 2020/01/14(火) 11:52 No.462
 

>ダンキチ さん 「ステップの一歩は何処から何処までか」
>すみませんがこの考え方はジョナさんご自身が考えた考え方なのでしょいうか。
>それともジョナさんが関係されたダンス団体、もしくはグループ等ある社会では
>常識とされている考え方なのでしょうか。

 ぼ輔の師匠は、戦後来日したイギリスのチャンプのグリーブの講習を追っかけた人です。
イングリッシュスタイルのダンスを手に入れた。
1977年 世界選手権のモダンで毛塚鉄雄・山本千恵子組が3位、田中忠・田中節子組が4位に成りましたが
その田中忠選手と同僚です。
この当時の先生は、片足でシッカリ立つ事を初心者から指導します。

1990年代にアマ競技A級で10年優勝し続けた方が、桜◯先生に習いに行くと、
先ずは「シッカリ片足で立つ踊りを!」と指導されたそうです。
踊るに必要な体の動きを作り出す訓練はせずに、大きくステップをする指導をされた為に、
惰性でボディが動いており、ボディに加速と減速の動きが弱い!
それが、基礎訓練を指導されないアマチュアの限界かと思います。
ジョナは、競技をしません。目先のテクニックにコダワルヨリ、絶対的な動きの良さと、
自分の体を自在に操る楽しさを狙っています。
参考にするのは、歴代優勝者の踊りです。

田中英和&田中陽子 の優勝者でも、女性が勝手にステップをやるジャパニーズダンスと、
田中英和&アデール・プレストンが踊ったイングリッシュスタイルの踊りの違いです。
この当時、ちゃんと片足で軸を作って立つ踊りをしたのは田中英和とイギリス選手だけ!

この1997年インターナショナルの映像は、「ひまわり」のビデオが秀逸ですが、、
ネットでは見られない様ですね、、


Re: ダンスと音楽のシンクロ(マッチング)
ダンキチ : 2020/01/15(水) 10:45 No.464
 

ジョナさん

アドバイス有難うございました。
なるほどですね。
なんとなく分かるような気がしています。
それとジョナさんがよく例に出される田中秀和先生の踊りはこれまでの日本人のプロのダンサーの中でも抜きんでてレベルの高い、
素晴らしい踊り方をされていたことは間違いないと思っています。
そして先生は競技ダンスで上を目指す選手の皆さんや指導者層の方々に対して次のようなアドバイスを繰り返し、しておられます。

<<見よう見まねから全ては始まります。だからこそ理論を学び、工夫を重ね、間違いや思い込みを修正し、繰り返していくことが大事になるのです。
そして自分自身のダンスレベルの積み上げの中で、パートナーシップにおける化学反応が始まるのです。そこに正論からくる個性が表れ、音楽表現に繋がり、
1プラス1が無限の答えを出すようになる時に、ダンスは感動のレベルに昇華していくのです>>

僕は今のダンス界の指導者層の皆さんには田中先生が何回も何回も言い続けておられるお考えをより深くご理解頂き正しいボールルームダンスの指導、普及に力を入れて頂きたいなと思っています。
僕は現代のダンスは徒弟制度、独りよがりの世界ではなく、その基本、ベースは客観の世界、科学の世界でなければならないと思っています。
勝手な書き込みご容赦ください。


海外から取り寄せると断然安いダンス用品
投稿者:mika 投稿日:2019/09/17(火) 06:41 No.452
 
ご参考になると嬉しいのですが、アマゾンなどから取り寄せるよりも海外からダンス用品を取り寄せた方がかなり割安で手に入りますね。ショップUSAというお店から個人輸入してみましたが商品額の10%の代行料で輸入してくれます。親身になって欲しいものを探してくれたので安心してお願いできました。見積もりは無料なので聞いてみると良いですよ。


教科書のナチュラルターンへの疑問?
投稿者:ダンキチ 投稿日:2019/02/05(火) 13:53 No.432
 
ダンスを踊られる多くの方はプロアマを問わず、ナチュラルターンを教科書の通り正しく踊る事は非常に難しいと言われている様に思います。
僕には難しいと言うよりは、元々教科書に書かれているナチュラルターンの踊り方に無理がある様に思えてなりません。
そしてこの問題には次の二つの問題があるような気がしています。

(問題1)
現在ほとんどのダンサーの皆さんが踊られるナチュラルターンの3歩目は2歩目の左足に右足を揃えると同時に右足の上でロアーを始めていると思います。
僕はこのような踊り方がシンプル且、ボデイも自然に動き、一番理にかなった踊り方ではないかと思っています。

しかし教科書では左足に引き寄せた右足の上で更に3歩目のライズを継続、アップしそれからロアーをしなさいと書いてあると思います。
皆さんの踊り方、又動画等でトッププロの皆さんの踊り方を見ても教科書に書いてある通りのナチュラルターンの2歩目3歩目を踊っている方は殆どおられないように思います。

一般に踊られている踊り方(3歩目は右足を左足に揃えると同時にロアーを始める)の方が教科書に書かれた踊り方よりもより自然で理にかなった踊り方の様な気がしてなりません。

(問題2)
次に教科書に書かれた「左足に引き寄せた右足の上で3歩目のライズを継続しアップになりそれからロアーをしなさい」との踊り方がより理にかなっており正しいと考えた場合、
次にはタイミングの取り方で新たな問題が出てくるのではと思っています。

右足3歩目は左足に引き寄せられた右足の上でライズの継続が始まる時点から、アップになった所で終わると考えるべきだと思います。
何故ならばアップになった時に右足の上にかかる荷重がピークになり、ロアーが始まると同時に右足にかかる荷重の一時的減少が起きるからです。
そしてアップの時点からロアーした右足の上の重心(荷重)が最大になる時点までが次の1歩(4歩目)だと考えるべきだと思います。
従いここの123拍のタイミングは12&3と取るべきではないかと思います。

これはシャッセフロムPPのタイミングの取り方と同じだと思います。
シャッセフロムPPの1、2歩のライズ&フォールの表示はナチュラルターンの1、2歩と全く同じであり、3歩目も「右足左足のクローズ」と同じなのです。
そしてタイミングは12&3と取られています。
という事はナチュラルターンのタイミングは123ではなく12&3と取るべきであり、又そのほうがより理にかなっているように思います。

いずれにしてもナチュラルターンの123歩を教科書通りに踊るのは難しいのではなくて元々無理があるような気がしてなりません。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
: 2019/02/06(水) 12:29 No.433
 

> ダンスを踊られる多くの方はプロアマを問わず、ナチュラルターンを教科書の通り正しく踊る事は非常に難しいと言われている様に思います。//

ワルツで誰でも最初に習い始める『ナチュラルターン』は基本中の基本で、その他のフィガーが『ナチュラルターン』よりも簡単だとは思いません。
(ダンス競技会でも、『ナチュラルターン』だけでチェックが 付く/付かない があるそうです)

> 僕には難しいと言うよりは、元々教科書に書かれているナチュラルターンの踊り方に無理がある様に思えてなりません。//

教科書を神聖化しているダンキチさんの言葉とは思えません。
私は、教科書で述べられていることは、全ての踊り手にとって共有化できる最低限のことが述べられていると思っています。
しかしながら、教科書では書かれていない事項が数多くあり、その空白部分は読み手の経験(技術)で埋めるしかないと、以前から言っています。
ダンキチさんが教科書を超越した域に達しておられるのであれば、それを新たに教科書化してダンス界に啓蒙されることをお勧めします。


従来の教科書を基にして『ナチュラルターン』で起きやすい問題点を述べてみます・・・
『ナチュラルターン』を男性壁斜めに面して始めるとします。

1.【1】の右足は壁斜め方向に(体の前方向に)出します。
2.この時、CBMを使うので、男性の体の左側も前方に出します。
  したがって、腰は壁斜めの向きのままでも、上体は右に捩じることになり、肩(上体)は壁方向に向くでしょう。
3.つまり、CBMを使うことで、上体の右回転が始まり、【1】の右足の踵を床についた時、上体(肩の向き)は45度(程度)の回転したことになります。
4.さらに、体重が【1】の足の上を通過する時に(【2】の足が【1】の足の近辺を通過する時に)上体(肩の向き)をさらに45度(程度)回転させます。
5.この結果、【1】の後半では、体は90度回転しており、上体(肩の向き)は逆壁斜めに面しているはずです。
  したがって、【2】の足は、教科書通り【1】の足の左真横に置けることになります。

6.ここで問題になるのは、【2】の足を床に置くとき(直前)には、上体の90度の回転が完全に完了しているか? ・・・ でしょう。
  上体の90度の回転がまだ終了してないと、【2】の足は【1】の足の左真横に置けなくなります。
  と同時に、【1】の足から【2】の足に体重を移動させている時に体に回転動作が残り、【2】の足に乗った時にも体の回転運動は消えません。
7.したがって、【3】の足を【2】の足に揃えて置こうとしても、体のバランスが安定しないため、足をキチンと揃えて置けず、その結果安定した『ナチュラルターン』はできません。

教科書は、正しく理解し運用したいものです。
プロダンス教師として、一言述べさせていただきました。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/02/07(木) 10:05 No.434
 

浦さん

コメント有難うございます。

AA.
>>教科書を神聖化しているダンキチさんの言葉とは思えません。

教科書(ボルテク)は基本的な原理原則に基づきコンパクトに纏められた素晴らしい本だと考えていることは、前にも書かせて頂いた通り全く変わっていません。
そして同時に「いろいろ談話室」の「ダンスの教科書の基本原理」No.1134で書かせて頂いた通りの事も考えています事ご理解下さい。

尚今回書かせて頂いたテーマは書き込みを読んで頂ければ分かるように僕自身、クリアな考え方を持っている訳ではありません。
ここ数日も考えが変わってきており僕自身迷っている状態なのです。
浦さんや皆さんのご意見をお伺いし、教えて頂きながらなるほどと納得できる考え方にたどり着ければと思っている所です。
よろしくお願いします。

CC
所でナチュラルターンの右足3歩目についてですが浦さんはこの右足は左足に揃えたらすぐにロアーをされておられるのでしょうか。
それとも揃えた右足の上で更にライズをし、それからロアーをされておられるのでしょうか。
僕は今の所右足は左足に揃えたらすぐにロアーをしています。

DD
ご説明頂いたナチュラルターンの踊り方ですが時代と共に変化してきており最近は次のような踊り方が一般的になってきているような気がしているのですが如何でしょうか。

(1)右足1歩目はCBMで上体は1/8程右回転が行われますが腰部は壁斜めを向いたままです。
(2)続いて2歩目では肩部(上体)、腰部の右回転が続き、1歩目右足の上を重心が通過する辺りから、左足の着地点辺り迄に肩部(上体)はさらに約1/8、腰部は約 1/4の回転が行われ、肩部(上体)、腰部は壁斜めに面します。
そして次に壁斜めに面した肩部(上体)、腰部に向かって右足を引き寄せている様に思います。

踊り方が上の様になってきたのはCBMと言う動作に対するダンス界の考え方の変化が原因のような気がしています。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
: 2019/02/07(木) 23:18 No.435
 

> 所でナチュラルターンの右足3歩目についてですが浦さんはこの右足は左足に揃えたらすぐにロアーをされておられるのでしょうか。
それとも揃えた右足の上で更にライズをし、それからロアーをされておられるのでしょうか。
僕は今の所右足は左足に揃えたらすぐにロアーをしています。//

 『私は、足を揃えてからロアしています!』と言えば良いのでしょうか?
【3】の足の上で、【2】よりもさらにライズすることはないでしょう。
時間軸を明確にすることは要求されてないので、答えはこんなところで・・・


> ご説明頂いたナチュラルターンの踊り方ですが時代と共に変化してきており最近は次のような踊り方が一般的になってきているような気がしているのですが如何でしょうか。//
> 踊り方が上の様になってきたのはCBMと言う動作に対するダンス界の考え方の変化が原因のような気がしています。//

 教科書に書かれている『ナチュラルターンの踊り方』も『CBM』の定義付けも、ガイ・ハワード、アレックス・ムーアの昔の時代から変わっていません。
『CBM』は、出した足の反対側の体側を、出した足と同じ方向に出す!・・・ です。
足の上にしっかり乗って踊る人は相変わらず足の上にしっかりと乗って踊っていて、ダンス界の変化も無いように感じています。

ダンキチさんが変化を感じておられるのは、ダンキチさんの考え方が変わってきたためで、それだけダンキチさんの考え方が変化したためではないでしょうか?


ただ気になるのは、ダンキチさんは女性のことに一切触れられていませんよね!
教科書では、男性に関すると同じページ数(量)を割いて、男性と同じレベルで女性の動きについても記述されています。

女性のダンスに対する欲求には、貪欲なものがあると感じています。
例えば、『気持ち良く踊りたい』『楽しく踊りたい』『綺麗に踊りたい』・・・ などなどです。

『男性が動けば、女性は動かざるを得ない』『男性が動けば、それに対して女性がフォーローするのが当たり前』、競技系の人の間では『女性は男性の足りないところを補う』などの考え方があるのは知っています。
一方、DPなどではやけに女性にモテる男性がいるのも見かけます。


15年ほどの昔話です・・・
関西在住のある男性が、やはり一歩一歩に体重を乗せる踊りを主張されてました。
特に目立ったのが『ロアは足に体重を乗せたまま、足の上に垂直に降りる』でした。
私は、『それでは女性が疲れてしようがないから、やめたほうが良い』と言っても、聞いて(理解して)もらえませんでした。

その男性も自分の踊りの背景が欲しかったようで、競技会に参加しようとしてました。
女性とペアを組んだ・・・と言う話を聞いた数か月後に『ペアを解消したようよ!』と言う噂を何回か聞きました。
女性たちもその男性の技術に不満足だったのか? 男性のお人柄に問題があったのか? 解りません。


最後に私の先生の言葉です。
『ダンスは、【男性】と【女性】と【音楽】の三人で踊る』
『究極のダンスは、チークダンスである』

これをもって、ダンス談義を終えたいと思います。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/02/09(土) 10:44 No.436
 

浦さん

「プロのダンス教師として」のコメントですとの宣言を頂いたのでいよいよこれから色々アドバイスを頂けると思っていたのですが・・・・・・
所で下記の点コメントさせて頂きます。

AA
>>【3】の足の上で、【2】よりもさらにライズすることはないでしょう。

教科書は浦さんのご意見とは異なり「3」の足の上で「2」よりも更にライズを考えていると思います。

その理由です。
(1)教科書では2の項目に「2と3 ライズ継続」とはっきり書いています。
(2)シャッセフロムPPの1,2、3歩とナチュラルターンの1、2、3歩の基本的動作は同じだと思います。
1歩目は「1の終わりでライズを始める」、2歩目は「2と3 ライズ継続」、そして3歩目は「右足 左足にクローズ」と皆同じです。
そして実際に踊るシャッセフロムPPの3歩目右足の上では更にライズが行われていると思います。
という事はナチュラルターンの3歩目もシャッセフロムPPの3歩目と同じライズを継続して踊りなさいと言う事だと思います。
(3)浦さんが参照されていたガイハワードの教科書ではナチュラルターンの2歩目と3歩目を区別、2歩目は「2ライズ継続」3歩目は「「3のライズ継続、3の終わりでロアー」とボルテクより更に明確に書いています。
(4)WDSFの教科書もガイハワードと同じく2歩目は「2ライズ継続」3歩目は「3のライズ継続、3の終わりでロアー」と書かれています。

浦さんも僕も教科書がこのように踊りなさいと言っている踊り方とは異なる踊り方をしているのだと思います。

BB
>>教科書に書かれている『ナチュラルターンの踊り方』も『CBM』の定義付けも、ガイ・ハワード、アレックス・ムーアの昔の時代から変わっていません。

色々変わってきていると思います。

下記はアレックスムーア著作の本「Ballroom dancing 4th Edition」で説明されたCBMの説明及び日本の福頼先生がネットで公表されているCBMの補足説明です。
何れもCBMではステップする足の反対側の肩とヒップ(腰)は踏み出される足と同じ方向に出されなければならないと説明されており、先般ご紹介があった浦さんのCBMの踊り方とは明らかに違っていると思います。
ダンス界ではある時期までCBMはボデイの捻じれは行わず一枚板の様な状態で踊られていたことは明らかだと思います。
詳しくは「ダンスいろいろ談話室」で「CBMに関する提言(WDC系ダンス諸団体及び先生方へ)に僕の考え方を書かせて頂いていますので参照頂ければと思います。

(1)アレックスムーアが考えていたCBM(Ballroom Dancing 4th Edition)より

Contrary Body Movement is the action of turning the opposite hip and shoulder towards the direction of the moving leg, and is used to commence all turning movements.
(訳)CBM(Contrary Body Movement) はムービング・レッグの動く方向に反対側のヒップと肩を回転させる動作であり、すべての回転動作を始める為に用いられます。

(2)福頼先生のCBMの補足説明
<<ダンスでは、同じ側の肩と腰は鉛直線上に位置するのが原則だから、肩だけが前に出て体がねじれないように、腰を前に出すように注意しなければならない。>>


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/02/11(月) 16:42 No.437
 

ナチュラルターンの右足3歩目は次の二通りの踊り方が考えられると思います。

(1)<3歩目右足の上で更にライズを継続、そして同じ3歩目の終わりでロアーをする。>
この踊り方は教科書が考えている踊り方だと考えて間違いないように思います。

しかし現在ダンス界では殆どこのような踊り方はされていないように思います。
僕個人の経験でもダンスの先生からこのように踊れと言われた記憶がありません。

(2)<現在のダンス界ではほとんどの方が右足を左足に揃えた後はそのままロアーを始めていると思います。>

上記(1)(2)の踊り方のいずれも正しい踊り方と言えるのでしょうか。
それとも何れか一方の踊り方が正しいのでしょうか。

実はこの書き込みをするまでは(2)の踊り方がより自然であり、こちらの踊り方がより論理的なのではと思っていました。
しかしその間、考え方が変わり、(1)の方がより論理的だと思い始めました。

その一番大きな理由は教科書では「3歩目はLODに背面して右足 左足にクローズ」との指示が書かれている点です。
僕には(1)の踊り方であれば、3歩目LODに背面して右足 左足にクローズはさほど難しくないような気がします。
しかし(2)の踊り方をした場合は3歩目右足のロアーでLODに背面することは難しく、次の4歩目左足後退歩でLODに背面する事になるような気がします。

尚(1)の踊り方をする場合は教科書の書き方、基本的な考え方からしてタイミングは1,2,3、ではなく1,2,3&とタイミングを取るべきではないかと思っています。

いずれにしても本件をどのように考えるかの皆さんのご意見、コメントをお聞かせ頂ければと思っています。
よろしくお願いします。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/02/21(木) 10:08 No.438
 

ボルテク、ISTD、WDSF全ての教科書はナチュラルターンの3歩目は「ライズの継続」と書かれており、僕はこの3歩目のライズ継続は3歩目右足の上で行われる動作だと考えていました。
しかし別ブログで以前DDDに参加しておられた伊達吉さんからWDSFの教科書を参照しながら次のようにご説明頂き、なるほどとの思いに至りました。

ナチュラルターンの2歩目のライズは左足の上で行われます。
そして左足の上での2歩目のライズの途中で3歩目(3拍目)に変わり、そのまま左足の上でライズの継続をし、3歩目の前半の半拍を踏み終えた段階右足を左足に揃えます。
それから3歩目のロアー(フットロアー)を始めるのです。
即ち後半の半拍を踏みヒールが着地した時点で3歩め(3拍)の終りです。
このポジションはダンスの踊り始めのポジション、ニュートラルなポジションです。
4歩目はこのフットロアーの完了時点(ヒールの着地点)からレッグロアーをしながら始まります。

僕はかかるイメージで踊っておられる方は殆どおられないのではないかと思っていますがWDSF、ISTD、ボルテクの説明の仕方、又ダンスのステップの論理性にも合致していると思います。
従い教科書が考えているナチュラルターンの3歩目はやはりこのような踊り方を考えているのだと言わざるを得ないと思っています。

尚フットロアー、レッグロアーとはWDSFが使っている言葉でフットロアーとはアップの状態から足を使ったヒールの着地までのロアーです。
レッグロアーとはヒールが着地した後、脚部を使い、膝を曲げることにより更にロアーをする動作です。

教科書が考える考え方、踊り方は上に書いた通りだと思っていますが、僕個人としては現在多くに方が踊っている踊り方、すなわち2歩目でライズを完了、右足が左足に揃った時点から3歩目が始まり、ロアーを始める踊り方がより自然であり、理にかなった踊り方だとの思いをどうしても拭い去ることができずにいます。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ジョナ : 2019/06/18(火) 22:35 No.441
 

ダンキチ
> 僕には難しいと言うよりは、元々教科書に書かれているナチュラルターンの踊り方に無理がある様に思えてなりません。

 ボルテクノの前は、リバテクですが、昔のチャンピョンの踊りを第三者が足型とボディの動きを書き留めたモノです。
当然初心者の踊りの指導書では無いのです。
競技者が目標にする為の踊り方を書いた物です。
競技ダンスをやる為に、基礎の体造りをして、しなやかな動きを作り出した者だけが踊れるのが、リバテクです。
例えプロでも、基礎の体造りをやらない者には踊れないのがリバテクです。
1997年NHK杯日本イン ターナショナル選手権のワルツの規定では、ナチュラルスピンターンが有りました。
スピンターンの5歩目をLODに進めたのは田中英和と外人カップルだけでした。
日本人のプロAファイナルでも他の人は出来なかった。
結論は体造りの基礎が日本の社交ダンスでは、外人とは違うと言う訳です。
ボルテクのステップを練習するのが基礎ではありません。
ボルテクを踊れるような体造りをするのが基礎です。
恐らく、、そんな基礎訓練は、通常の教習所ではやらないと思います


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/06/20(木) 19:43 No.442
 

ジョナさん

書き込み有難うございました。
僕はこちらでダンスの教科書(主としてボルテク)の読み方についての考え方を書かせて頂いていますがすべて正しいなどと思っているわけではありません。
皆さんとの意見交換を通じてお互いの考え方が少しでも深まり、より真実に近づくことができればそれで十分だとの思いで書かせて頂いています。
よろしくお願い致します。

AA
僕はここでボルテクが書くナチュラルターンの踊り方には無理があると書きましたが今の僕はボルテクのスピンターンの説明に特に無理はなく、僕のボルテクの読み方に問題があったのだとの考え方に変わっています。
この読み方の間違いはこのスレッドの下の<<(2と3 ライズの継続問題)の整理>>No.400で僕なりの考え方を整理をしていますのでご参照下さい。

BB
>>競技者が目標にする為の踊り方を書いた物です。
>>競技ダンスをやる為に、基礎の体造りをして、しなやかな動きを作り出した者だけが踊れるのが、リバテクです。

僕は少し違う考え方をしています。
ボルテクは競技者にも勿論参考になる教科書だと思います。
只基本的にはダンス界を背負って立つ教師及び教師候補者、そしてダンスの上級を目指す人達を主な対象として作られた教科書だと思います。
しかし基礎体力を作り、しなやかな動きを作れる人達だけに役立つ本ではなく、下手は下手なりに教科書の中身をしっかり理解できる人たちにはそれなりに役立つ本だとも思っています。

CC
1997年の日本インターでスピンターンの5歩目をLODに面して踊れたのは田中先生と外人カップルだけとの事ですがこの二カップルだけが正しくボルテクの指導通りに踊ったとは必ずしも言えないのではないのかなとの思いがしています。
何故ならばボルテクは1994年に発行されています。
そしてスピンターンの4歩目を次のように説明しています。
「コーナーで又は部屋の側面に沿って、回転の少ないスピンターンを行なう時は、ピボットで3/8, 5〜6の間で1/4の回転量となる」
と言うことはスピンターンの4歩目が終わった段階では必ずしもLODに向いていなくてもよく、状況によっては5歩目右足はLODに面して踏み出すこともあるが中央斜めに面して踏みだすこともあるとの指導をしているためです。

疑問点、僕が書いていることでよくわからない点等があればどんどん書き込みお願いいたします。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ジョナ : 2019/06/22(土) 11:32 No.444
 

私の先生は、英国チャンプのグリーブ氏が来日した時の講習会を追っかけてイングリッシュスタイルを手に入れた。
同僚には田中忠氏が居ます。
私の先生は、リバテクの本を何時も手元に持っていたんですが、
「お前達が見ても解らん! それより、体で覚えろ!!」と言われた。
4年間週4日習って教わったのはワルツならナチョラルターン、スピンターン、フォラウェイ、
それだけ!
その間足の使い方、ホールドの作り方、ペアバランスのテンション、ボディの使い方、スウィング、ワンピースの踊り方、体重移動、タイミングの取り方。音の取り方等、
今考えれば、リバテクには書かれていないイングリッシュスタイルの基礎を教えていた。

話は変わり 、
篠田学先生(最初のNHKレッツダンス講師)が英国でレッスン中に言われたのは「リバテクは忘れろ!」
リバテクに書かれていない部分を教え込まれたのが、、英国でのレッスンでしょうから、、、

今になって思い当たる事は、体の動きが出来ていないのに、
その様に動けるはず無い。
テクニックで動けるようにするのでなく、
動ける身体作りをレッスンでする訳ですから、
リバテクの必要なのはその後、、、、

> ダンキチさん
> 何故ならばボルテクは1994年に発行されています。
> そしてスピンターンの4歩目を次のように説明しています。
> 「コーナーで又は部屋の側面に沿って、回転の少ないスピンターンを
> 行なう時は、ピボットで3/8, 5〜6の間で1/4の回転量となる」
この記述から、スピンターンを狭く踊っても間違えではありません。
しかし、これは日本競技ダンスの最高峰のステージで在り、既定のソロ競技です。
アノ広い会場を邪魔するコーナーも無く一番の見せ所で難しいステップがスピンターンです。
  カップルのホールドとペアバランスが理解できているかテクニックを試される場面です。
自分の持ったテクニックの目一杯を見せる競技ですから、、
  回転量を狭くすれば、それなりの低いレベルと言う訳です。

田中英和&ブレストン組
1997 第18回日本インターナショナルダンス選手権大会
https://www.youtube.com/watch?v=EXtHM70OD60
アデールと組んだ97年には全英で日本人歴代最高位の第3位
1997年にアデール・プレストンとカップルを結成し、全英プロスタンダードで3位を獲得。
優勝はマーカス・ヒルトン、2位ルカ・バリッキ、3位田中、4位アンドリュー・シンキンソン、

このビデオの見処は、ワルツのスピンターンですが、、、
タンゴの動きの鋭さと滑らかさは、他の選手と見比べれば、、一目瞭然。
 これがイングリッシュスタイルとジャパニーズスタイルの違いです。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/06/23(日) 15:42 No.445
 

ジョナさん

本件については僕の出る幕ではなくパスさせて頂くつもりでしたが紹介いただいた1997年の日本インターの動画を見せて頂き、僕なりの思いを少し書かせて頂きます。

AA.
ヒルトン、バリッキ、田中組のダンスが他の追随を許さないほど素晴らしく、上手であったことは自他ともに認める事実だったと思います。
彼らには体力、気力、天性の素質、知能、努力、十分な練習、コーチ、周辺のバックアップ等ほとんど全てが揃っていたのではないでしょうか。

BB
只1997年のインターの動画を参照、田中組はスピンターンの5歩目はしっかりとLODに面してステップしているが他の日本人カップルはLODに面してステップしていないとのお話については下記のように感じました。


(1)動画の田中組の最初のスピンターンの5歩目はLODと言うよりは中央(1/4回転)に面しており2回目のスピンターンの5歩目は中央斜め(3/8回転)のように思えます。

(2) 田中組と他の日本人カップルのスピンターンの踊り方の違いを指摘しておられますがこれは踊り始めの時のスピンターンを見ておられるように思います。
僕はここでスピンターンを論ずるのは少し無理があるように思います。
何故ならばこのスピンターンは6歩目がリバースピボットであり、通常のスピンターンとは踊り方が異なっていると思えるからです。
又同時にここでの問題は5歩目がLODに面してステップされているかどうかと言うよりは、教科書の解釈の問題でもあるように思います。
田中組ともう一組の外人カップルはスピンターンを123,456(&)と踊り最後の&でリバースピボットをしていますが日本人カップルのほとんどは123、4&56と踊り、最後の6でリバースピボットを踊っているように見えます。
僕には両者の踊り方そのものが違っており、田中組と外人組がスピンターンを自然に踊っているように見えるのは当然のことではないかと思われます。

それにしても田中先生以外の日本人カップルは何故123,4&56的な踊り方をするのでしょうか。
教科書は123,456&で踊りなさいと言っているように思えます。

追記)
上で色々書きましたが「上手」と「より上手」の差がはっきりし過ぎるぐらいはっきりしているのも事実だと思いました。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ジョナ : 2019/06/23(日) 23:39 No.446
 

    田中英和氏はそれ以前に どの様な踊りを踊っていたのか?
田中英和&陽子組
1993 第14回日本インターナショナルダンス選手権大会(栄光へのステップ)
https://www.youtube.com/watch?v=OnlDXEJJk74
この様な踊り方を、1996年まで踊っていたのです。
良い動画がネットに無いのでこれを参考にしてください。
陽子氏とコンビを解消してから【4ヵ月程のアディール氏の練習】で全英に挑んだそうです。
この陽子氏の踊りとアディール・ブレストン氏の踊りの質を同じに思えますか?
当時の陽子氏のコメントは、
「あの人は私に注意をしますが、私以上にフォロウ出来る人は居ません!」とダンスファンに書かれた。
陽子氏との踊りは、日本の他のファイナリストと比較すると、極端な優位性は無いと感じます。

> ダンキチさん
> それにしても田中先生以外の日本人カップルは何故123,4&56的な踊り方をするのでしょうか。
> 教科書は123,456&で踊りなさいと言っているように思えます。

  規定は、ボルテクの様に踊ってくださいと言うのが主旨と思います。
  「日本人カップルが何故123,4&56的な踊り方をするのでしょうか」私は、
  そこ迄興味を持ってみてなかったのですが、、
  私よりもシッカリと見て居ますね!

  大事な事は、
  『リバテクやボルテクに書かれて無い事』を日本人カップルは理解して無いと思われる。
  その英国スタイルとジャパニースタイルの違いがココにある。
  田中英和氏は、陽子カップルの時は嫌々でも喧嘩しながらジャパニーズスタイルを踊った。
  アディールカップルの時は、目一杯の実力をイングリッシュスタイルで踊った。
  その様に解釈しています。
同じ人間の踊りが、パートナーを変えただけでこんなに極端に変われるものでしょうか?


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ジョナ : 2019/06/25(火) 11:14 No.447
 

> ダンキチさん
> 本件については僕の出る幕ではなくパスさせて頂くつもりでしたが紹介いただいた
> 1997年の日本インターの動画を見せて頂き、僕なりの思いを少し書かせて頂きます。

 パスしたら、、これ以上の話は書き込まないでしょうね、、

> ダンキチさん
> 彼らには体力、気力、天性の素質、知能、努力、十分な練習、コーチ、周辺のバッ
クアップ等ほとんど全てが揃っていたのではないでしょうか。

 では、日本人選手に足りないのは、以上の要素の何が足りないのでしょうか?
そんな問題ですが、、、

> 田中英和の「田中英和先生のワールドダンス」から引用
> 見よう見まねから全ては始まります。
> だからこそ理論を学び、工夫を重ね、
> 間違いや思い込みを修正し、繰り返して
> いくことが大事になるのです。

 その見様見真似が、日本競技で優勝した程度が目標な
らば、、それ以上の踊りには成らない。
根本で『教われば、上手くな』ると言う事ではない。
上質のダンスを見て真似をして自分で考えて下さい。
  と言う意味です。
その時に、正しいアドバイスが出来る先生が必要。
その先生が稀にしか存在しないので現状がある。

> ダンキチさん
> 色々書きましたが「上手」と「より上手」の差がはっきり
> し過ぎるぐらいはっきりしているのも事実だと思いました。

プロ競技の選手は皆頑張っているハズですが、
合理的な踊りはやっていないのでしょうね、、、
何が合理的か?

> ダンキチさん
> 僕には両者の踊り方そのものが違っており、
> 田中組と外人組がスピンターンを自然に踊っ
> ているように見えるのは当然のことではない
> かと思われます。

 私も同様に考えます。
踊り方そのものが違う= イングリッシュスタイルとジャパニーズスタイルの差。
スピンターンを自然に踊っているように見える= 合理的な無理の無い踊り。

ジャパニーズスタイルは、動きに無理が有る訳です。


Re: 教科書のナチュラルターンへの疑問?
ダンキチ : 2019/06/25(火) 13:12 No.448
 

ジョナさん

引用されている田中先生の言葉がとても印象的です。
その他は僕には良くわかりませんのでパスさせて頂きます。

>田中英和の「田中英和先生のワールドダンス」から引用

>> 見よう見まねから全ては始まります。
>>だからこそ理論を学び、工夫を重ね、
>>間違いや思い込みを修正し、繰り返して
>>いくことが大事になるのです。

それとご紹介いただいた1997年インターの田中先生のウインナ・ワルツは僕には衝撃的でした。
皆さんはどう思われるかよくわかりませんが、「ダンスいろいろ談話室」で紹介させて頂こうと思っています。


「2と3 ライズを継続」問題の整理
投稿者:ダンキチ 投稿日:2019/03/07(木) 20:28 No.440
 
先般教科書に書かれてる「2と3 ライズ継続」という表現について浦さんのご意見も伺いながら意見交換させて頂きました。

この問題は下記の様に考えるのが最も自然であり又正しい考え方ではないかとの思いに至っています。

AA
浦さんはナチュラルターンの3歩目については右足を左足に揃えると同時に3が始まりロアーを始めるとのお考えでした。
この踊り方はダンサーの殆どの方が踊っている踊り方であり動作としては教科書に沿った踊り方であり正しい踊り方をしておられると思います。

BB
しかし教科書を読む場合には注意しておかなければならないは右足を左足に揃え、ロアーを始めた瞬間は3歩目の始めではないという事です。
右足を左足に揃えロアーが始まると同時に3歩目が始まると考えると教科書の説明と矛盾してしまうのです。
教科書では「2と3 ライズ継続」と書かれており、3でもライズが行われているとの説明が行われているからです。

CC
それではどう考えたら良いのでしょうか。

教科書はイチ、ニー、サン・・とタイミングを取りながら踊っているとの考え方をしているのです。
そしてイチ、ニー、サン・・とタイミングを取るポイントで着地をし、その着地したポイントはそのステップの中間点だとの考え方をしているのです。

という事でナチュラルターンの3歩目で右足を左足に揃えた時点は3歩目の始めではなく3歩目の中間点なのです。
教科書は右足を左足に揃えた時点(ライズが終わった時点)が3歩目右足の着地点であり、3歩目の中間点だとの考え方をしているのです。
従い足を揃えた時点では既に3歩目の前半の半拍は踊り終えているのです。
そして右足を揃える前の前半の半拍ではライズが継続しているとの考え方をしているのだと思います。

という事で2は勿論の事、3もライズの継続との説明が行われているのだと思います。


ボルテクの問題点
投稿者:ダンキチ 投稿日:2019/02/01(金) 13:23 No.431
 
最近別ブログで皆さんと意見交換をさせて頂きボルテクには次のような問題点があるのではとの思いに至っています。

ボルテクはダンスの基本動作として「前進ウオーク及び後退ウオークの説明」をしています。しかしこの説明された前進ウオーク、後退ウオークを踏んでみても最初から最後まで膝を曲げレッグ(脚)で行うロアーの動作が考慮されておらず、行われていないのです。

しかし現実に踊られているスイングダンスの前進ウオーク、後退ウオークのステップではほとんどのステップで膝を曲げレッグ(脚)で行うロアーの動作が行われていると思います。

この問題はtamaさんと言われる方が随分以前から指摘されておられるようにボルテクの最初の著者アレックスムーアが考えていたダンスと現代のダンスでは踊り方も考え方も変わってきているのが原因だと思います。

ボルテクもこの問題はある程度気が付いており、年月をかけて「ライズ&フォール」の項目の説明の修正を重ね、現在の踊りに合う説明に変えてきたことが十分推察できます。

しかしボルテクは肝心の「前進ウオーク、後退ウオークの説明」の訂正、修正を怠っているのだと思います。

関係者の皆さんには今一度この問題をしっかり掘り下げ、現代の踊りにマッチした文言、説明に訂正して頂く必要があると思います。


Re: ボルテクの問題点
ダンキチ : 2019/03/03(日) 10:55 No.439
 


上でボルテクに書かれた「前進ウオーク及び後退ウオークの説明」について問題有り、訂正、修正が必要なのではないかと書きました。

しかし改めて考えてみてこの説明はこのままで良く、特に訂正、修正の必要なないとの考え方に変わりました。
僕の勘違いと考え方が浅かったことが原因だと思います。
改めて上の書き込みの考え方を撤回させて頂きます。
失礼しました。



カウントという言葉の落とし穴ー続ー
投稿者:ダンキチ 投稿日:2019/01/20(日) 10:33 No.426
 
浦さん

AA.サポーティングフットと重心の関係
僕はWDSFの日本語の教科書は持っておらず英文原本の主な所が書かれた資料をお持ち方の資料を参照させて頂いています。
ここでは僕の表現とはかなり違っていますが基本的には同じ考え方が書かれています。
もしご興味あれば別途ご紹介いたします。

BB.サポーティングフットとムービングフットの関係
ナチュラルターンの2歩目の左足は当然サポーテイングレッグの右足横を真っ直ぐ壁斜めに向かってステップされると思います。
サポーテイングレッグの上を重心が通過する時点のムービングレッグの位置ですがWDSFの教科書はボデイの真下に来ていると考えているようです。
ご存知の如くボルテクはダンサーのオプションで特に指示する方針ではないと思います。
ただ僕はこのムービングレッグはわずかに遅れておりサポーテイングレッグの上に重心が来た時にはボデイの真下には未だ到達していないのではないかと思っています。
何故ならばナチュラルターンの1歩目はCBMのステップであり、ボデイの絞りの動作が行われボデイの右回転が始まっている為です。
この絞りの動作をする為に左足はボデイの左後方に残っており、右足の上を重心が通過した少し後、絞りを解き始めた時に右足の横を通過すると考えるのがより自然ではないかと思っています。

CC.ライズとスェイについて
了解です・

DD.サポーティングフットと重心の関係について
>>今更他人の考えを受け入れるのは、自分の踊りの純粋さが穢されるので、したくもないとされてもかまいません。
>>ダンスにはいろいろな踊り方がある中で、それぞれの人は自分の行ってきた踊り方で踊っているのが現状だと思っています。

ダンサーの皆さんがそれぞれご自身の責任の下、自分なりのダンスを踊り楽しむのはある意味でダンスの醍醐味でもあるように思います。
僕はこのお考えに異をとなえるつもりは全くありません。

ただ同じダンサーの方でもプロとして生徒にダンスの指導をされている先生方には教科書をしっかり読み、研究していただきダンス界でも正しいと通用するダンスの考え方と踊り方を責任もって生徒さんに教えて頂きたいと思っています。
又先生方にはその義務があると思っています。


プロ教師に対する期待
: 2019/01/22(火) 13:28 No.427
 


> ただ同じダンサーの方でもプロとして生徒にダンスの指導をされている先生方には教科書をしっかり読み、研究していただきダンス界でも正しいと通用するダンスの考え方と踊り方を責任もって生徒さんに教えて頂きたいと思っています。
又先生方にはその義務があると思っています。


ダンス教師に過大な期待を持たれているのでは・・・ と感じました。
本を読むときに、『行間を読む』とか、『眼光紙背に徹す』などの言葉がありますが、ダンスの教科書に対しては深読みしようとしても無理だと思います。
つまり、教科書の内容はある特定の動作(身体の使い方)を連想するものになっているとは思えません。(欲しい情報が欠落していると思います)
したがって、個々人の経験に当てて想像を働かせて解釈するしかないのが、現状だと思います。

このため、教科書の内容を出来るだけ受け入れようとする人たちにとっても、卑近な例として『一歩一歩、出来るだけ体重を足の上に乗せる』に対して『出来るだけ体重を足の上に乗せない』という正反対と思われる意見が出ています。

ダンス教師は、一般の人に対して踊り慣れているかも知れません。
しかしながら、一般人と同様に、それぞれいろいろな個性(環境、経験、考え方など)をお持ちです。
ダンス教師は『教師の資格試験』を合格する必要があり、この『資格試験』は『足切り』(ある水準以下は不合格にする)の意味しか持ちません。

ダンス教師の踊り慣れたところを使って二つの方法を比較検討し、その結果を一般ダンサーの指導内容に取り込むべし・・・ というのが、ダンキチさんの言うところだと思います。
でしたら、比較的長い踏歴をお持ちのダンキチさんが二つの踊り方を検証・評価するのも方法ではないでしょうか?
(その場で自分の感覚を加味した結論が出るので、比較検討の仕事は早く終わるでしょう)


Re: カウントという言葉の落とし穴ー続ー
ダンキチ : 2019/01/23(水) 11:04 No.428
 

ダンスの教科書はISTDが長年にわたって作り上げた本であり全編を通して論理的に書かれており、読む人が変われば理解が変わる類の本ではないと思います。
又この本はダンスの経験を十分積まれた方、又これから教師になろうと言う方を主な対象として作られている為に著者は基本的な考え方の説明を省き、極力記述を簡素化しているのだと思います。

問題は記述を良く読み、理解すればその基本となる考え方は自ずと読者に理解できるものとの考え方で書かれているが、実際には多くの方がその理解、解釈に迷い、悩んでいるのが現状ではないかと思います。

読み方、解釈で読者が迷うような点は教科書の発行元であり、先生方を世の中に送り出している上部のダンス団体さんがこの本を十分に研究、理解を深め、先生方への教育、教科書の解釈に疑問を有する人達への丁寧な指導、アドバイスをしなければならないと思います。
しかし現実は残念ながら、教科書発行の団体さんにはかかる問題意識、責任感はなく教科書は売ったままで中身の解釈は読まれた方がお好きなように解釈してくださいと言う姿勢なのが現状だと思います

本来やるべき所がやらない以上、やはり先生方に勉強してもらう以外ないのかなと思いで先生方への強い希望を書かせて頂いた次第です。
もちろん先生方にも事情があり、完璧なことはできないのは百も承知です。
只少なくとも現状の正しい把握と自分たちの責任は何か、何をすべきかの問題意識は持っておいて頂きたいなと思っています。


Re: カウントという言葉の落とし穴ー続ー
ダンキチ : 2019/01/23(水) 18:06 No.429
 

話の行きがかりで上の様な書き方になってしまいましたが、多くの先生方は教科書を睨みながら真剣に教科書の真意は何かを考え、勉強を続けておられる事と思います。
かかる先生方には大変失礼な書きかたになってしまっていると思います。
もしそうであれば前もってお詫びしておきたいと思います。
ご容赦の程よろしくお願い致します。


Re: カウントという言葉の落とし穴ー続ー
ダンキチ : 2019/01/29(火) 22:29 No.430
 

念のため、WDSFの教科書が考えている各ステップの区切り点(各ステップの最終ポジション)の説明を下記しておきます。
ご参考まで。

WDSFは「ステップの終りの位置ではボデイ(体重)は常にスタンデイングレッグの上に到達しており、この時の足の状態は3ケースすなわち(1)Recovery Body(2)Recovery Foot(3)Weight on Footのケースが考えられますと説明しています。

1.Recovery Body
The body moves fully over the standing leg; the moving leg is not fully recovered
ボディ(体重)を完全にスタンディング・レッグの上まで乗せる;ムービング・レッグはまだ完全にはリカバーされていない

2.Recover Foot
The body moves fully over the standing leg; the moving leg is fully recovered under the body
ボディ(体重)を完全にスタンディング・レッグの上まで乗せる;ムービング・レッグもボディの下までリカバーされる

3.Weight on Foot
A full weight transferral is made but the body does not always move over the standing leg
全体重の移転が行われるが、ボディ(体重)は常にスタンディング・レッグを越えて移動するわけではない


ボルテクにはレッグロアーの概念があるかどうか
投稿者:ダンキチ 投稿日:2019/01/13(日) 17:32 No.425
 
tamaさん

僕の考え方に矛盾有りとの書き込み頂いていますがコメントの宛先は僕ではなく伊達吉さん宛てとなっていますので取りあえずこちらへ僕の考え方を書いておきます。
コメントはこちらへ頂ければと思います。
よろしくお願いします。

>>普通に立っているときからワルツをスタートするとき当然ロアーから始まるはずですよね。
>>それなら、「ワルツのフィガーのステップ1は、ロアーせず、1の終わりでライズから始まっている。」事実をどう説明するのでしょうか。

僕はボルテクは次の様な考え方に基づき書かれていると考えています。

(1)ボルテクはフィギャー毎の説明をしているが各フィギャーの頭をダンスの途中(運動中)から書き出すだすことができない。
従い全てのフィギャーの頭は両足を揃えたニュートラルなポジション(静止状態)からスタートする事を前提に書かれている。

(2)しかしダンスを踊り始め、次のフィギャーに続ける場合は例外を除いて全てのフィギャーの最後のステップはロアーで終わるように書かれている。
従い後続のフィギャーの最初のステップはニュートラルなポジションからではなくロアーの状態からステップが行われることになる。

(3)踊り始めのフィギャーは両足を揃えたニュートラルなポジション(静止状態)からスタートする様に書かれているがこのポジションから踊り始めるのは難しい。
従いボルテクを教科書としてダンスを教育されてきた皆さんは先ず予備歩を踏むことによりロアーの状態を作る。
そしてそれから各フィギャーの最初のステップもロアーの状態から踊り始めるように工夫されている。

という事でナチュラルターンの1歩目も実際にはロアーの状態からステップされており、その終りも当然ロアーの状態になっていると考えています。


脚の筋肉
投稿者:ブラックススワン 投稿日:2014/11/08(土) 18:59 No.415
 
浦さんへ

前回のお返事の中で気になっていた箇所があり、再度メールを書かせていただきました。

ーーーバランスを保つために脚の筋肉を使っているのでしたら、見直すところが何箇所かあります。ーーーー

見直す箇所のご説明をお願いします。いったいどんな箇所を見ているのか今の私には分かりません。

ブラックスワン


Re: 脚の筋肉
: 2014/11/11(火) 23:46 No.416
 

今まで、『力を抜く事』『リーダーとパートナーのあり方』について述べてきましたが、日頃の考えている事や踊り方と異なる事を言われても、ある部分理解できたとしても受け入れ難いのは当然だと思います。
リーダーさんの考え方や踊り方に合う部分だけでも、リーダーさんの確認を求めながら変えてみるのが良いと思います。

ご質問の件ですが・・・
ワルツ:ナチュラルターンで【2】の足に【3】の足を揃える時、余分な(無駄な)筋力を使わずに(楽に)ぴったりと合わせるには・・・? ですね。
実は、これも男性が全責任を持ってコントロールすべき事柄で、身体中の力を抜いた女性はこの男性のリードを感じ素直に受け入れる事で成立します。


細かい話に入る前にスタンダード(モダン)ダンスに共通する格言めいた言葉のいくつか紹介します。

1.『胸から下が脚、膝から上がボディ』
 『胸から下が脚』はよく言われていると思います。 スィングダンスのロアした時のムービングフットの動かし方で、脚の付け根が胸の下(正確には脇の下)にあるような意識で振り抜く事を言います。
ワルツの場合、【1】の足が身体を回転させている中心点に思われるかも知れませんが、ボディが進行方向に移動しているため、スィングの中心点は頭の上にあると考えたほうが良いでしょう。
『膝から上がボディ』はあまり聞かないと思いますが、ワルツでは【1】から【2】の身体の速度を、【3】で【2】の足に揃えられる停止状態まで(ブレーキを掛けるように)落とさなければいけません。
スキーのジャンプ競技などで最後に停止するときにスキーのエッジを使い、身体を傾斜させてブレーキを掛けて停止しています。 これが「スエイ」になると思っています。
この際の身体を傾斜させる身体の使い方は、腹部や腰部から上を斜めにして傾けるよりも、足から上の身体全体を傾けるほうが(足から背骨を真っ直ぐにしたまま傾斜させると)身体に自然な使い方になります。

2.『前進は膝から、後退は膝を残して腰からする』
 ロアする時は膝を曲げます。 ロアで前進する時、サポーティングフットの膝は曲げていますが、ムービングフットを前に振り出す時は足を直接出すのではなく、膝を曲げたまま膝から前に出し、ほぼ出したところで膝を伸ばして足を出します。
(ラテン:ルンバなどで手を横に出す時に、まず肘を出してから次に手を伸ばして出すのと同じやり方です)
一挙に足を前に出す場合は脚に力が入りやすいのに比べて、まず膝を出してから足を出すように二段階の分けて足を出すと脚に力を入れずに迅速に(シャープに)出来ます。
ロアで後退するの場合は、サポーティングフットの膝は曲げたまま残し(足から膝までは「床から垂直のイメージ」です)、リーディングフット側の腰を後ろに出し足を後退させます。

3.『ライズは上から、ロアは下からする』
 ライズする時は、まず脊椎の上から頚椎・胸椎・腰椎の順にそれぞれの椎骨の隙間を伸ばし、次に股関節・膝関節を伸ばし(ここまではノーフットライズ:NFRですね)、足首関節(踵を床から上げる)が最後になります。
ロアする時は、逆にまず踵を床に下ろし、次に膝関節・股関節を曲げ、脊椎の下から順に腰椎・胸椎・最後に頚椎の椎骨の隙間を通常(軽く背筋を伸ばした状態)に戻します。
「ロアした時ほどライズする」と言う言葉もあるようで、多分同じ事を言っていると思いますが、実際の身体の使い方としては『ライズは上から、ロアは下からする』が合っていると思います。
(タンゴでは下半身(脚)は常にロアしている状態で、頭はそれ程上下動しない床から一定の高さで、ボディ(脊椎)のみが伸縮するという見方が出来るでしょう)

4.『膝は進行方向に曲げる』
 これは『膝から上がボディ』と共通性がありますが、男性が女性に明確に意思を伝える(リードする)ためにサポーティングフットで行います。 前進の時は気にすることはありませんが、横移動の場合は膝を進行方向に向かって曲げると、床に置いた足の位置を動かさなくても、腰(腰の上に載った上体)を進行方向に動かすことが出来ます。
これによって男性の動き(リード)が女性のボディにより伝わることになり、女性はより踊り易くなるでしょう。
ワルツ:ナチュラルターンの【1】の足から【2】の足への体重横移動の時のサポーティングフットでも使われます。

5.『運動エネルギーは1小節毎に消費し、次の小節に持ち込まない』
 音楽がまだ始まってない時は、サポーティングフットの踵は床に下ろし膝は少しばかり緩め、少しばかり背筋を伸ばし、腕を左右に伸ばしてから相手とコンタクト・ホールドしている状態で曲の始まるのを待っていると思います。
この状態を『基準の状態』と言う事にしましょう。
音楽の各小節の1拍目は強拍で強い動きで運動エネルギーを造ります。 最終拍は弱拍で動きも弱くなります。 この最終拍の中で、一瞬ですが『基準の状態』を作ります。 この『基準の状態』以降の動きが次の小節の1拍目に対する実質的な予備歩になります。
ダンスは1小節づつ『基準の状態を作りながら踊ると『休みの瞬間』が出来て、1曲を丁寧に踊り切ることが出来るでしょう。(スィングダンスでは「スィング」の緩急が明確になるため、観ている人に良い印象を与えるでしょう)
『基準の状態』を作らずに踊っていると、前の小節の影響が次の小節に影響して、各小節の踊りのバラツキ(乱れ?)が大きくなる傾向があると思います。

6.『うまく踊れない時は、その前段階に原因がある』
 ある動きを行おうとした時、前段階に余分な(正しくない)動きが含まれているとその影響が加わるため、うまく踊れません。
うまく踊れないと言って、その部分の動きを集中的に検討しても時間ばかり掛かって解決できなかったのが、その前段階を見直したことで簡単に解決することがよくあります。

以上は、女性も考慮しながら踊れると良いと思いますが、女性は男性のリードを感じて反応するだけの立場ですので、男性に対して指図(リード)する事や男性のリードから外れる事は止めましょう。
男性は、女性の足が床に置かれた瞬間・踵が床に着いた瞬間・膝や股関節の曲がり方などを感じ、女性の歩幅・姿勢・バランスなどをコントロールします。
男性にはいろいろな(細かいリードをする)仕事があって大変ですが、女性が手助けをしようとして男性の意向を先読みして動くと、男性は必要なリードをしなくなるため、男性の進歩が止まります。


さて、課題ですが、主体になる(リーダーである)男性の動きについて順を追って述べてみます。
「壁斜め」に面した静止状態(『基準の状態』)から【1】の右足を前方「壁斜め」の床に置くところまでは問題ないとします。
【2】の左足を出す時にはスィングを利かせて振り出します。 この時、身体の向きは「壁斜め」から「中央斜めの背面」まで90度回転します。(従って【2】の足は【1】の足の左方向に置く事になります)
この身体(ボディ)の回転が不足したまま【2】の足を出すと、その先がうまく処理できません。
【2】の足を床に置く時にには回転は終わっているべきで、【2】の足を床に置いてから【3】の足を引き寄せて揃えて床に置くまでは、完全に「横移動」の動作だけです。
また【2】の足を床に置く時の膝は伸びて(多少緩んでいますが)いて、そのまま体重を乗せ【3】の足を寄せてきます。
この【2】から【3】の横移動の動作の中に「回転の動き」が残って入ってくると、足を揃えた時のバランスに影響を与え、時には足が揃わずバランスを取るためにLOD方向にずれて置くことになったりします。
女性は静止状態で足を揃えようとしても、このような男性の動きに引きずられて出来なくなります。
その後、ライズした状態で【3】の足を【2】の足の横に揃えてからロアの動作に入り、踵を床に着けます。(この時も男性は中央斜めに背面です)
踵を下ろして『基準の状態』を経てから更に膝を曲げてロアを続けますが、膝を曲げ始めた頃から上体を回転させることが出来るようになるので、男性「LODに背面」まで回転すると教科書どおりに出来ます。
なお、ナチュラルスピンターに続ける場合、女性と位置が入れ替わり易くするため、回転角度を「壁斜めに背面」まですることも許されています。

ターンは【1】の間で終わらせ【2】に持ち込まない、適切なスエイを用いているか?・・・がポイントです。
これをクリアしても(【1】の脚に力が入るのは許容するとしても)、まだ【2】【3】(特に【2】)の脚に力が入る場合は、男性のダンスの踊り方に対する考え方を変えていただくことになるので、今回はここまでにしたいと思います。
もし男性が試してみる柔軟性をお持ちでしたら、この課題を続けたいと思います。


Re: 脚の筋肉
ブラックススワン : 2014/11/15(土) 05:47 No.417
 

浦さん、
何度も読ませていただきました。「なるほど」「やっぱりね」「そうだったんだ」等思いながらいい勉強になりました。

先日、グループレッスンで男役をしました。相手は初心者、それで、学んだ事はリードとフォーローのイミでした。相手は初心者ですから、フォーローは出来ませんし、私も初心者の男役でリードはうまくいきませんでしたが、いい経験になりましたね。

来週は今年最後のコンペです。練習が活かせるといいのですがどうなるでしょう。
浦さん、今回は本当にありがとうございました。

ブラックスワン

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