055766
ダンス技術相談室
[HOME] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]
お名前
Eメール
タイトル
メッセージ
参照先
イメージ   [イメージ参照]
暗証キー (英数字で12文字以内)
文字色

処理  記事No.  暗証キー
女性の上達には?
投稿者:ブラックススワン 投稿日:2014/10/27(月) 19:37 No.411
 
皆さん、色々ありがとうございます。
この7月から、新しい先生と新しいパートナーになったので、以前とは違う事、例えば先生がレッスンで使用される言葉や方針のちがいで少々悩んでいたのです。
以前の先生は女性も男性と同じように、ステップは勿論、音楽もカウントしながら踊れ、自分の役割は自分で持つようにと、教わってきました。それが急に新しい先生に「あなたはフォローだけでいい」と言われ、エッ?とそんなのつまらない、それじゃ上達できないと思いました。ダンスは二人で改善しながらいくものだと信じていますから。

戴いたアドバイスを読んでいる内に、ご指摘のあった、多分私は足の筋肉を使って踊っていたから、先生にそう言われたのだと気がつきました。この先生は重力を使って、決して筋肉を使わず、自然体で踊るように言われました。
私はダンスや体を動かす事が好きなので、一人でよく練習します。知らぬ間に、筋肉作りをしていたかもしれません。ピラテスやアイススケートで鍛えた体の芯が普通の人より引き締まっており、その上、足の筋肉で踊っていたら、柔らかい踊りだとは言えませんね。柔らかく踊るテクニックを勘違いしていたようです。

ステップは勿論、ただしくなくてはいけませんが、それ以上にダンスは全てきれいじゃいけない。足の閉じ方、方向、まっすぐ前方にむいているか、体はよじれていないか、首の動かし方はコントロールが出来ているか、踊りがダイナミックになるように動いているか、相手とのボデーコンタクトもちゃんと出来ているか、音楽に合っているか、足裏でコントロールしながら踊っているか、などなど考えながら練習しています。それに、柔らかく踊れたらいいなあ。それにはどこに隠れたキーがあるのだろうと。

私の先生の言った「フォローしろ」の意味が分かりました。とてもすっきり、トップクラスのダンサーを目指して頑張り続けます。ありがとうございました。
ブラックスワン




Re: 女性の上達には?
ダンキチ : 2014/10/29(水) 21:05 No.412
 

ブラックスワンさん

僕の書き込みはかなりピント外れのようでしたが浦さんの的確なアドバイスで開眼されたご様子何よりです^^
ブラックスワンさんの意気込みがひしひしと感じられます。
頑張ってください。


Re: 女性の上達には?
ブラックススワン : 2014/10/30(木) 18:56 No.413
 

、さダンキチさん、
私の疑問にお時間かけていただいた、その気持ちに感謝です!
一つの言葉には聞く人/読む人側からの解釈は多種多様ありますね。それが言葉の怖さ/面白さだと思っています。
特に、インタネットでの一方通行的な情報ではそうなりがちですね。
浦さんには、一つ一つの文章にご丁寧な解釈を頂き、感謝しました。
ダンキチも頑張って、ダンスに励んでください。ありがとうございました。


Re: 女性の上達には?
: 2014/11/01(土) 06:29 No.414
 

私の文章は、人によっては、判り切っている事をくどかったり、書き足らないために意味不明だったりしていると思いますが、経験の異なる人にも出来るだけ同じ理解をして頂けるよう拙い文を作ってます。
ああでもない、こうでもないと推敲しているために、レスポンスが遅くなっていますが、お許しくださませ。

ブラックスワンさんの現状が少し把握できてきました。

>ステップは勿論、ただしくなくてはいけませんが、それ以上にダンスは全てきれいじゃいけない。//

追い立てるようで申し訳ありませんが、これは女性にとっては『雑念』と言えそうです。
禅僧が座禅修行していると『雑念』が次から次へと湧いて抑えきれないと言います。 このような『雑念』は頭の中から切り離し、客観的に観れる位置に置くべきでしょう。
ダンスでも女性は『無念・無想・無私・無欲』の境地を追求するべきだと思います。(^^ゞ
ある目標(高レベルな踊り方)に至ろうとする時に、少しずつ地道に歩むのも方法でしょうけれど、一挙に目標の向こう側にもジャンプする勢いで変化し(現状を変え)、行き過ぎたと思えば戻ってくる方法で行えば所要時間が短縮できて効率的だと考えます。
(ジャンプする勢いで変化したつもりでも、私の経験ではまだまだ目標に至って無い事が多いです)


>足の閉じ方、方向、まっすぐ前方にむいているか、体はよじれていないか、首の動かし方はコントロールが出来ているか、踊りがダイナミックになるように動いているか、
相手とのボデーコンタクトもちゃんと出来ているか、音楽に合っているか、足裏でコントロールしながら踊っているか、などなど考えながら練習しています。//

これらの事柄は、ブラックスワンさんの「今後の方針(課題?)」と受け止めました。
しかしながら、これらのほとんどは女性単独で行うのは不可能で、リーダー(男性)が主導して成り立ちます。

女性の立場で考察すると、
『足の閉じ方』:脚の力(勿論、身体の力も!)を抜いていれば、意識しない自然な閉じ方で処理できるはずです。

『方向、まっすぐ前方にむいているか』:床に置くときの足の向きは、ステップ個別に検証する必要がありますが、左右の腰を繋いだ線に対して45度程度身体の進行方向に足先を向ける場合があります。
身体(上体)の向きを変える時、身体の正面に足先を向けて、体重を乗せてからボールで回転して体の向きを変えるのは、不自然な動作と言えるでしょう。
新しい方向に足先を向けて体重を乗せれば、身体は自然にその方向に向きます。
これも脚の力を(身体の力も)抜いていれば、意識しない自然な動きとして処理できるはずです。
この方法は、女性単独でも出来るので、試してみてください。

『体はよじれていないか』:身体の力を抜いて立つと、左右の腰を結んだ線と左右の脇の下(ボディ上部:男性がホールドする右腕の高さ)を結んだ線は、自然と同一平面に収まるはずです。
CBMは、進行方向に出した脚とは逆のボディ(上体の)サイドを進行方向に出し、身体を捻ります。次のステップで上体の向きに腰の向きが付いて行き、腰の向きと上体の向きは揃います。
また、スロー:フェザーステップ(女性:後退)などで良く使われるCBMPでは上体を男性に向けつつ左足を右斜め後ろに置くなど、身体を捻ることになります。CBMの時とは逆に、次のステップで腰の向きに上体の向きが付いて行き、上体の向きと腰の向きは揃います。

人間の身体は『弾性体(コンニャクのような弾力のある物体)』と捉えることが出来ます。
CBMやCBMPでは、1小節の頭(第1拍目:強拍)で男性が女性の身体の腰に対してボディ上部に『捻り(回転)』を加え即脱力すると、次のステップでは腰がボディ上部の動きに引きずられて回転が始まり、最終的には腰の向きはボディ上部(胸)の向きに一致します。
つまりターン(回転)は、意識して一生懸命に行わなくても、(力を入れてない)身体が自然と(勝手に)してくれる事になります。
(筋肉を使うと身体を固めることになり、この自然な動きを阻害することになります)
ただし、CBMやCBMPを仕掛けるのは男性から女性にであって、女性が男性に対して仕掛けることはありません。

『首の動かし方はコントロールが出来ているか』:頭はかなりの重量を持っています。
クローズドポジションであれば女性の視線(顔の向き)は男性の右肩越しになるでしょうし、プロムナードポジションだと自分の右肩方向に顔は向くでしょう。
背骨の上(延長上)に乗っているわけですが、首の力を抜いていれば、背骨(身体の芯)が傾けばそれに応じて自然に頭の傾きも変わります。

『踊りがダイナミックになるように動いているか』:『ダイナミックな踊り』の定義には個人差があるので、一般的な事柄について述べてみます。
目立つためにライズする時に膝が伸びきって踊っている人がいますが、ライズ(アップ)は普通の高さに留めるもののロアを「パイプ椅子に座るような低さ」まで行うと、相対的な(見掛け的な)上下動差は大きくなり、ダイナミックさが得られでしょう。
またロアを低くすると歩幅も大きく出来る事になり、踊りが大きく見えると思います。

『相手とのボデーコンタクトもちゃんと出来ているか』:前述したように、コンタクト部(胃の辺り)を足の指の先まで出し、バランスをボール(指の付け根)に置く姿勢を作ることをお勧めします。
この姿勢をとると、男性女性の脚(膝)の間の空間が広くなるため、お互いの脚(膝)が接触することが無くなり、踊りの自由度が高くなるでしょう。
ただし、積極的にコンタクトしようとして男性を押すことは、男性の動きを制限するので禁止です。
また、女性が後退時、たまたま(自然な動きであっても)歩幅が大きくてコンタクトが離れそうになっても、男性がコンタクトすべき役割を担っているので、気にしなくて良いです。
(なお、女性が「さあ、私についてらっしゃい!」と自分の都合で大きく踊るのは反則です!)
なお、コンタクトは相手の存在(雰囲気)を感じる位の『付かず離れず』の程度で、相手の動きが感じられるだけ! です。

『音楽に合っているか』:これは男性の専権的な仕事で、女性の立場では何もできません。
男性は、女性の動きを音楽に合うようにリードしなければいけません。

『足裏でコントロールしながら踊っているか』:足で身体の動きをコントロールしようとするのは、足の筋肉を使うため動きが硬くなるのでやめておいた方が良いです。
女性の靴(ハイヒール)は男性の靴よりも底面積が小さく、筋力も弱いはずですよね。 
人間の身体も物理的に言えばボーリングの玉と同じで、動き始めたらそのままその方向に動くのが自然です。
次のステップ(先行足)を床に置く前に身体の動く方向を変える事は不可能で、床に置いてから方向を変えるには男性の的確なテクニックが必要です。


社交ダンスは宮廷舞踊が元になっていると言われています。
映画などで、淑女/貴婦人(Lady)と紳士(Gentleman)/騎士(Knight)が礼儀正しく優雅に踊る風景が描かれています。
この紳士と淑女が宮廷の庭を散策しているところを想像してみましょう。
生憎、前日の雨で道が所々ぬかるんでいた場合、紳士は淑女の手をとってぬかるみを避けて歩くようにリードするとか、自分のマントをぬかるみを覆ってその上を歩くようにリードすることでしょう。(^^ゞ
この時、淑女はリードされるがままにマントの上を歩くのが礼儀で、飛び越える事は出来たとしても(思っても)女らしい優雅さを捨てることになるのでやめましょう。
競技フロアに入退場する時に男性が女性の手をとりエスコートするのは、この名残りではないでしょうか?

また、宝塚歌劇の舞台では女性が男役や娘役を演じています。
男役では男性の中の『男』を、娘役では女性の中の『女』をシンプルに(非日常的に・非現実的に)判りやすくに表現していると思います。(作られた『男』と『女』と言って良いでしょうね)
この場合の『男』とは女性に対する『優しさ』『思いやり』『凛々しさ』『周りに対する配慮』などなど、『女』とは『優しさ』『思いやり』『従順さ』『包容力』『優雅さ』『しなやかさ』などでしょうか?

社交ダンスでも、曲に合わせて踊っている約3分間だけですが、この『男』と『女』をひとつの非日常的な物語にして演じてみるのも良いのではないかと思っています。
巷のダンスパーテーでは、ぞんざいでエチケットに欠ける態度を取る人たちがいるのは残念です。


女性の上達には?
投稿者:ブラックススワン 投稿日:2014/10/10(金) 14:47 No.407
 
とても丁寧なお返事、ありがとうございます。

世界でトップクラスの女性ダンサーを見て、あのようになるには女性として何が求められのか知りたかったのです。
確かに、女性のフォローがうまいかどうかによって、その女性が上手かどうかと言うことですね。でも、それは男性側からの意見だと思うのです。そして、カップルがトップクラスになればそれでいいと思います。

しかし、まだまだ練習中の私、女性としての役割は単なるフォローしかないのはおかしいのではないかと思っているのですが。二人で上達するには女性側の仕事もあるはずだと思っているのです。
もしそれがフォローだけなら、100%のフォローするにはどうしたらいいのでしょうか。練習中、ほとんどの男性が、「フォローしろ」それだけですね。間違っていても「フォローしろ」。私の先生は男性の動きのモニターをしながら踊れって言われます。音楽も聞かなくていいと。たぶん、調和のワンピースを保持するためでしょうが。
それだけなら、なにか詰まらなくなってしまうのです。

しなやなな動きをするためには、どんな動きの要素がもとめられますか。やはり、おっしゃられているように
ー「身体も心も柔らかくし、男性のリードに速やかに反応する態勢(無我の境地)を作る」ー
確かに、心のリラックスが出来なければ、全て終わりですね。
では、お伺いしたいのですが、身体の柔らかなはどこから出てきますか。私はほとんど毎日ストレッチやピラテスをやっていて、体は結構柔らかいほうですが、しなやかさを出すテクニックを使っていないのかもしれません。
私は現在のところクイックステップはまあまあですが、ワルツが問題なのです。女性側からのワルツのしなやかさを表現させるには何かアドバイスがありませんか。首とか背中とかの動かし方とか。先生には背筋は、首から尾てい骨までの線は直線でいつも体の真ん中に体重が乗っているようにと言われています。
しかし、棒のようにただつたって踊りたくないですね。そして、なにか為になる運動/エクササイズがあったら教えてくだいませんか。

3回続けてのダブルリバーススピンをしてみたくなりました。結果が持ちどうしいですね。
色々ありがとうございますが、お返事お待ちしています。
ブラックスワン



Re: 女性の上達には?
ひら : 2014/10/12(日) 18:17 No.408
 

 私も一緒に踊ってくれるかみさんにフォローしろと言います。かみさんは初級で私は中級なのでそれでいいと思います。女性が上級で男性が初級でも、女性が男性にフォローすればその二人で作るダンスとしてはよりよくなるけど、その逆にはならないと思います。女性が相手に合わせてフォローすることが、ダンスを二人のベストにするために必要と思います。でもそれが女性の「しなやかな動き」をすることに繋がるわけではないと思います。しなやかな動き、フォローした上で女性の華をみせるための練習は別に必要と思います。
 ダブルリバーススピンは1回をちゃんとできれば2回でも3回でも、全く、同じです。ことばだけから勝手な想像をして申し訳ありませんが、Wに課題がありQがまあまあよいと仰ることから、BlackSwanさんは〜中級くらいと思います、自分のレベルより若干下〜だいぶ上の多くの相手にフォローしながら自分の表現を出すように踊ることが本当の上達になると思います。特定の相手との競技に拘って本当の上達のための時間を浪費しているように思われる例が多いように思っています。


Re: 女性の上達には?
ダンキチ : 2014/10/15(水) 19:08 No.409
 

みなさん こんにちは

こちらへお邪魔するのは初めてなのですがブラックススワンさんの書き込みが気になり出てきました。
よろしくお願いします。

ブラックススワンさん

女性の役割はフォローしかないのではと書いておられることが気になります。

今のブラックススワンさんは教科書には既に馴染んでおられるのでしょうか。
ご存知の通り教科書にはステップの方向や動作等がそれぞれ男女別に詳しく説明されています。
女性がさらに上を目指すのであれば当然男性と同じように教科書を読み、自分のステップをチェック、理解そして常に正しいステップを心掛ける必要があると思います。

たとえばタンゴのクローズドプロムナードの女性の3歩目を考えてみてください。
この3歩目の右足は左足2歩目の向いている方向とは直角、すなわち ”ハ”の字を書くような方向に向けて踏みなさいと教科書に書かれています〈意読になっていますが)。
上級者の女性は当然しっかりとこの点もふまえ踊られているようですが、中級程度までの方にはこのように意識して踊られる方は少ないような感じがしています。

確かに男性のリードで例え何の意識もしていない女性であっても、多少は左回転させ”ハ”の字に近い、もどきのステップを踏ませるようなリードをすることはできるかもしれません。
しかしこの3歩目そして続く4歩目をスムースにそしてシャープに男女共に気持ちよく踊るためにはどうしても女性側に3歩目でしっかりと教科書に書かれている通りのステップを踏んでもらう必要があると思います。
上は一つの例ですが女性も上に行けばいくほど当然のことながら、各ステップ毎により正しいステップを踏むことが要求されてくるのは間違いないと思います。

更なる上達を目指されるのであれば、教科書をしっかりと読まれご自分の一つ一つのステップをチェックし続けることも、これからのとても大切な作業の一つになってくるのではないでしょうか。
そしてかかる努力の継続がブラックススワンさんが求める、よりスムースでしなやかなフォローにも繋がっていくのではないでしょうか。


Re: 女性の上達には?
: 2014/10/15(水) 22:34 No.410
 

いろいろな角度から考察してみました。
ブラックスワンさんは現状に問題を感じ、それを改善してより良いダンスを踊りたいと思っておられる・・・との前向きな姿勢と理解しています。
「改善」は「現状を変える」(強い言い方をすると「現状を否定する」)をしないと出来ないでしょう。
女性単独で出来ることもありますが、リーダーである男性も「女性の変化を受け入れる」「自分も変える」と思ってくれないと、女性の変化を拒否される場合もあるでしょう。
また、男性のリードなど男性が主として果たすべき事柄(女性には出来ない事柄)もあり、これについては女性には限界があると言えるでしょう。
さらに、先生に「動き(状態)が良くなった」と評価されたら良いのですが、「私の方法ではない」と否定されと身動きが取れなくなってしまいますね・・・。
このお二人(リーダー・先生)に対するブラックスワンさんの立場は判りませんが、お二人の様子(反応)を見ながら試されると良いと思います。


私の文章に説明不足があったので、繰り返しになりますが、念を入れて説明してみます。

>まだまだ練習中の私、女性としての役割は単なるフォローしかないのはおかしいのではないかと思っているのですが。二人で上達するには女性側の仕事もあるはずだと思っているのです。//

「リード&フォロー」について!
一般(ダンス経験があまりない、かなりの多数派)に「男性がリードをし、女性がその男性の動きにフォローする(男性の動きをカバーする)」と受け止める場合が多いようです。
女性の仕事(役割)は、結論的に言えば「男性に対して良質なパートナーを素材として提供する」と言いたいです。

通常、男性は「リーダー(リードする人)」と呼ばれ、女性は「フォロアー(フォローする人)」ではなく「パートナー(相棒・共同作業者)」と呼ばれますよね!
この女性の「パートナー」としての動作は「男性の動きに反応して動く」だけであり、女性個人が独自に付加する動作は含まれていません。
この女性の動きは、男性の「リード」と「フォロー」に挟まれて(サンドイッチされて)いるため、女性が独自に過分な動きをすると、男性の「フォロー」(女性の反応した(男性がほぼ予想している)動きの後始末を行う)からはみ出ることになり、ダンスが崩れることになるでしょう。
男性には男性の都合があるかもしれませんが、女性には女性の都合があり、男性は女性の都合に合わせるべき立場にあるため、女性の立場を優先すべきです。
この考え方は、ブラックスワンさんの目的に最終的に合致すると思います。

それでは女性の「フォロー」と「反応」はどこが違うのでしょうか?

「フォロー」とは、男性の身体の各部の動きを感じ、これを頭(脳)の中で過去の経験(習慣)と照合して判断(処理)し、自分の身体を男性の動きにズレが無いように動かす事になると思います。
男性には程度の差はあるものの、女性の動きを予想(イメージ)しているはずで、女性がその予想と異なる動きをすると慌てることになるでしょう。
「反応」とは、人間の身体が持つ基本的な運動能力(行動)をよりどころに、身体の自然な動きで対応させることになります。(情緒的な表現ですね!)
この「反応」は、人間として皆が持っている本質的・普遍的な能力であるため、男性の予想した動きと大きなズレは少ないはずです。

また、男性は女性の身体に対して、押したり・引いたり・締め付けたりすると、女性の自然な動きを阻害(妨害)することになるので、しないようにしましょう。


>身体の柔らかなはどこから出てきますか。//

「にじみ出てくる」と言うよりも「作り出す」と言ったほうが積極的で良いかも? です。
身体は柔らかくないといけないことは理解されていますね!
それは、一言で言えば「力(ちから)を抜く/入れない」です。(正しくは「必要最小限の力しか使わない!」です)
腕の筋肉に力を入れて力こぶを作ると、柔らかかった筋肉は硬くなり、動きは固くなりますよね。
また身体のどこかの筋肉に力を入れて硬くすると、その硬さが身体全体に波及して滑らかな動きを阻害するようになります。(訓練によって硬くなるのを一部に留め、身体全体に波及しないように出来ますが・・・)

首・肩・ボディ(脇から腰)・腿(もも)・ふくらはぎ・・・などなど、身体の筋肉全部の力を抜いてみてください。(ただ床に立っているだけ・・・です)
この状態で、垂直方向について、背骨(脊椎:尾骶骨・腰椎・胸椎・頚椎)の芯(脊柱管)に一本のピアノ線を入れて、背骨を尾骶骨を根元にして後頭頂部で上方向(上若干後方)に引き伸ばすようにします。
先生の話と同じですね! ただし、下から上に、各関節の間を開くように伸ばします。(「ボディライズ」の時は、さらに関節の間を開きます)
左右方向について、首・肩・側体の力を抜き(肩を落としたまま)、両腕を左右に広げてホールドの形を作り、両肘(の先端)で左右に引っ張ります。
このように身体を縦方向・横方向の十文字方向に伸ばすと、筋肉を使わずにテンション(張力)だけで姿勢が作れるはずです。

単に力を抜いただけでは「締りのない、だらけた身体」ですが、張力を使うことで「リラックスしていながら緊張感のある身体」になるでしょう。


ついでにですが、身体の芯の作り方です。

>先生には背筋は、首から尾てい骨までの線は直線でいつも体の真ん中に体重が乗っているようにと言われています。//

これもいろいろな考え方があり、それぞれ実行されていますが、踊り方の幅を広げる意味で、試してみると良いと思います。
先生の方法では、身体の重心が背骨の中心にあるため、踊っている時に、重心が右足に左足に・・・とブレて、身体がイマイチ安定しないように思います。
また、身体が撓る(しなる)ようなダンス表現(背筋を伸ばしながら、上体を左・右・後ろに撓(たわ)ませる場合は、先生は別の言い方をされるのでしょうね?

女性の場合、左足ボールに身体の重心を乗せ、左半身に身体の芯(ソフトな柱)を意識し、右半身(特に右脚)は左半身よりフリー(自由)にします。
左腰(左肩)が、右腰(右肩)よりも若干低くすると良いですね! 身体の重心は低い方(左側)に移動して安定するでしょう。 この姿勢が左右の傾きの原点になります。
タンゴ:プロムナード・ウォークの場合、女性の上体をかなり左(進行方向後ろ)側に傾斜させることがありますが、中立(背筋を真っ直ぐ床から垂直)にする事はあっても、逆に右(進行方向)側に傾斜させることは進行方向に突っ込むことになるため、決して無いはずです。

>私の先生は男性の動きのモニターをしながら踊れって言われます。//

これについては、以下の姿勢を作ればかなりの部分が解決するでしょう。
(出来れば男女とも)まず前後のバランスをボールに持ってきて立ちます。
次に身体前面のコンタクト部分を足の指の少し先まで出し、バランスが指先に行くのを頭を後ろに引いて(移動させて)バランスをボールに戻して立ちます。
このような後ろに反るような姿勢で男性とコンタクトすると、相手のボディの動き(リード)が良く伝わってきます。(男性は女性にボディリードを伝えやすくなります)
また、踊っている時、女性にとって男性の顔(頭)が目の前の間近にあると邪魔で鬱陶しい物体でしか無いと思います。 お互いが後ろに反るような姿勢になると、お互いの顔面間の空間が大きくなって、その分踊りやすくなるでしょう。(笑)

これで女性の体勢作りが出来たと思います。(踊っている時は、上体の縦方向・横方向のテンションを常に保ちます)
身体のトーンをこの状態(筋力を使わない状態)にして、踊り通す事ができると良いですね!

以上(力を抜いた身体の作り方・バランスの取り方)は、女性だけでも出来る事なので、試してみると良いと思います。


それでは、筋力を使わずにどのようにして大きく踊るための「駆動力」を得るのか? が疑問になりますよね。

普通は、縮めた脚(膝)を延ばす・・・でしょうか? 3〜4時間のDPを終わって「脚がパンパンになって疲れた!」と言ってる人がいました。
昔、中学/高校の頃、体力測定の時、「垂直とび」があったと思います。
「垂直とび」は、立った状態で白色の石灰粉を付けた手を上に伸ばし側定板に基準点を定め、次に身体を屈め、ジャンプして側定板に石灰粉をマークした事を覚えていませんか?
この時、身体を屈めた状態からそのまま身体を伸ばしてジャンプすることはせず、身体を屈めた状態からさらに身体を床に落下(フォール:Fall)させ、低くしてからその反動でジャンプしたと思います。

ダンスでは垂直に飛び上がることはありませんが、身体の重心を足から進行方向に移動させた位置で「身体を床に落下(フォール:Fall)させ、ジャンプする」動作を行えば、瞬発的な推進力が得られます。
この脚力の使い方だと、何時間踊っていても疲れを感じません。(笑)
日常生活では、水溜りや溝を飛び越える時に無意識に行っているのではないでしょうか?
この動作を私たちは「送りの膝」を使うと言ってます。

「送りの膝」を使うのは、男性が行い、女性は男性が行った事を感じて(反応して)行います。

また「送りの膝」を使う時、身体(主として脚)に強いトーンが生じます。
この瞬間に1小節の1拍目(強拍)を合わせると、曲に身体の動きがあっているのを体感するでしょう。


>女性側からのワルツのしなやかさを表現させるには何かアドバイスがありませんか。//

以上で、身体をかなり柔らかく作れたと思います。「女性がしなやかさを表現する」は、男性次第です。
タンゴ:プログレッシブリンクで、男性の動きが小さな割には、女性がスナップを効かせた瞬発的で鋭い動きでPPに開くことがあります。
これは女性が身体を柔らかくしている事が前提で、男性が「タメ(溜め)」を作って瞬発的にリードを仕掛け、女性がこれに反応してPPに開き、男性がフォローとして女性の動きがきっちり止まるようにすることで可能になります。
更に腕の中でボディを反らせるかは男性のその後のリード(イメージ)次第です。
これを練習時の打ち合わせで実行しようとすると、男女のタイミングが合わず、観ている人は違和感を感じるでしょう。

ブラックスワンさんたちはどのような踊りをされているのか? 
ワルツ:ナチュラルターン、リバースターン、クローズドチェンジの連続で、男女とも【3】で【2】の足に揃えますが、女性の足は両の踝(くるぶし:足首の凸部)がぴったりと接するように揃えられていますか?
もし足が揃わなかったり、バランスを保つために脚の筋肉を使っているのでしたら、見直すところが何箇所かあります。
差し支えなければ教えてください。


女性の上達には?
投稿者:ブラックスワン 投稿日:2014/10/05(日) 16:41 No.404
 
競技会に出て6年目です。
スタンダードのダンスはリーダーの男性によって決まると思いますが、それでも女性が上達するのには、何が要求されるのかがよく分からなくなりました。

踊っている間は音楽もステップも方向も全て男性のリードです。
男性の邪魔にならず、それでいてフォローしながら、しなやかに踊る事を欲求されていると思います。
素晴らしいA級の女性のダンサーになるには何を頭において、そして何を練習したら上達するのか教えていただきたいのです。

上手な女性ダンサーと下手なダンサーの違いはどこにありますか。
現在私はB級レベルです。

宜しくお願いします。


Re: 女性の上達には?
管理人 : 2014/10/06(月) 00:12 No.405
 

勝手でまことに申し訳ありませんが、【なんでも雑談室】に同じ投稿がありましたので、こちらの投稿を有効とし、前述の投稿は削除させて頂きました。

なお、現在質問に対する返事を作成中なので、しばし時間をいただければ・・・ と思っています。
よろしくお願いいたします。


Re: 女性の上達には?
: 2014/10/09(木) 15:48 No.406
 

ブラックスワンさん、はじめまして!
提起されている事柄は、ダンス人(特に女性にとって)永遠の課題だと思います。

ネットでは「言葉」でやりとりをする事になりますが、一人ひとりのダンス経験や生活背景が異なるため、その「言葉」から受け取る意味(定義)が人によって異なり誤解に繋がることがあるので、気をつけて話を進めたいと思います。
ここでは「しなやかな踊り」「素晴らしい踊り」の持つイメージに幅があり、果たしてどのような「踊り」を指すのか? 注意が必要だと思います。
「上達した踊り」とは、海外トッププロの「踊り」(もしかしたら「素晴らしい踊り」と同じ?)を指すとしてそれ程の大きな個人差は無いと思って良いでしょうね。

>踊っている間は音楽もステップも方向も全て男性のリードです。//

回転角度・移動速度・間のとり方(歌舞伎で言えば「見得の切り方」)などの細かい部分も男性の頭の中にあるイメージで行うことになりますよね!
男性後退時に、女性が他のカップルとぶつかりそうに予測した場合、女性が男性に対してブレーキを掛けるように知らせ、それによって男性が歩幅を小さくするのに合わせて女性も小さく踊ることになっていると思います。

ダンス用語に「リード&フォロー」なる言葉があります。
どのような意味(内容)で使われていますか?
一般的には「男性がリードをし、女性がそれに合わせてフォローする(動く)」との「男女役割分担説」として受け止める場合が多いようです。
この場合、男性が焦っていて女性の準備が整う前に次のリードを仕掛け始め、女性が慌ててドタバタした動きで対応せざるを得なくなったりする場合(極端?)もあるようです。
また歩幅が男性の予想よりも短く足を床に下ろして、男性から「もう少し大きくして欲しかった!」などのクレームを付けられる事もあるようですね。

競技系カップルの場合、練習によってお互いの「役割分担」を身体にしっかり覚えさせているのをよく見かけます。
しかしながら生身の人間の場合、環境や状況が変わっても常に同じように踊ることは出来ないと思います。

一方、「男性がリードをし、女性がそのリードに反応して動き、その女性の動きに男性がフォローする」という考え方があります。
(「リード」と「フォロー」は、両方とも男性に対する言葉になります)
この場合、女性の動きが悪い(男性の意図とした動きになってない)場合、男性のリードが不完全で悪かった事になります。
つまり、女性の動きの責任は、男性が全て持つべき! という考え方をします。
また、女性の動き(踊り)が普段と多少異なっても、男性がフォロー(辻褄を修正)するのでトラブルなく踊りを継続していけるでしょう。

男性のリードの中には、勢い(スピード)・歩幅・音楽に対する間合いの取り方などなどが含まれます。 勿論「伸びやかに踊る事をリード(指示)し、女性にその動きをするための余裕を女性に与える」ことも含まれます。
一例そして、コントラチェック:1歩目女性後退の時に、女性が背筋を伸ばし、更に仰け反るように後屈させたいならば、男性はそれが出来るように間を作りその動きを指示(リード)する必要があります。
二歩目で通常のホールドの形に戻り、次にPPに開く動きも、タンゴ・ワルツ・スローなど曲によってその雰囲気を変えることも必要になるでしょう。
例えば、ワルツではソフトさ(女性のしなやかさ)を演出するために女性の頭を後ろ下に落として仰け反ることがありますが、1小節内で処理する場合は【1】を長めに【3】を短めにするか、2小節を使って動きに余裕を持たせて強調するのではないでしょうか?
このような場合の間合いのとり方は男性が細かく指示(リード)しないと、女性は自身の感覚だけで処理はできないでしょう。

「男性は女性を踊らせてこそ価値があり、自分は踊らない」とも言われています。
踊っているとき、女性はそっくり返ったり、身体をクネクネさせたりしますよね!
それに対して男性は多少のスエーなどは行うものの、大樹のように背筋を伸ばして(女性の動きの基準として)すっきり立っていることを要求されていると思います。
男性が女性のように身体を斜めにしたりそっくり返るなど、クネクネしながら踊ると観ているほうが恥ずかしくなるでしょうね!
また衣装も、女性はきらびやかで目立つドレスなのに対して、男性は地味で代わり映えのしないタキシードです。
つまり、男性は裏方に徹し、女性を華やかに目立つように踊らせることに専念すべきです。
これが社交ダンスにおける本来の「役割分担」です。

女性は、男性の器からはみ出る事は出来ません。
男性のリードは置いておいて、女性独自に動く(踊る)ことは、男性が相手の女性に違和感を感じ、ダンスの調和(「ワンピース」)を崩すことに繋がります。


話が長くなってきましたが、「女性の上達には?」と問われると「女性側単独で行えることはありません」「男性次第で、男性が上達すれば自動的に女性も上達します」と言う事になります。
そのような前提であってもあえて答えるならば、「身体も心も柔らかくし、男性のリードに速やかに反応する態勢(無我の境地)を作る」ことでしょう。
女性が男性の動き(リード)に素直に反応して動いているのに、男性から「自分のイメージとは違う!」と言われる場合は、「あなたのリードに合わせて動いて(踊って)いるのに・・・」と答えれば良いと思います。
このような相手に無理強いをしない男性をリーダーも持った女性は、ストレスもなく楽に踊らせてもらえます。
その楽になった部分(余裕が生じた部分)を使って、音楽の雰囲気に合わせて背筋を伸びやかに伸ばすなどを行えば、気持ちが良くなって、顔に「笑み」が自然に生じることでしょう。
(この「女性の余裕」も男性が作らなければいけない・・・と言えますが!)

ブラックスワンさんのリーダーがどのようなタイプなのか? わからないので・・・
ワルツでもクイックでも構いませんが(最終的にはクイックで・・・)、ダブル・リバース・スピンを同一線上(LOD方向/中央斜め方向など)で3回連続して同じ方向で終わっているならば、男性の「リード&フォロー」能力は高いレベルにあると言えるでしょう。

不明や疑問の点があれば、質問してくださいませ。
お待ちしています。


コントラチェック
投稿者:ダンスTR 投稿日:2012/09/10(月) 10:04 No.390
 
ワルツを踊る時のコントラチェックで、CBMPの形を取り、その時に男性(女性)の体重は右、左、どちらに乗せるのでしょうか、どなたかご教授下さい、お願いします。


Re: コントラチェック
: 2012/09/12(水) 16:12 No.391
 

ダンスTRさん、初めまして! 今後ともよろしくお願いいたします。
男性基準で説明します。

「コントラチェック」は、
1.左足CBMPに前進
2.後ろの右足に体重を移しかえる
3.左足PPで横に
「チェック」の意味は、この前進・後退の2動作を連続して行うことを指します。

踊りを大きく見せるためには、身体を大きく前後させることになるでしょう。
しかしながら、バランスを崩さないように注意する必要があります。

この時のバランスも、静止状態のバランス(静的バランス)ではなく動いている時のバランス(動的バランス)を問題にすべきです。
身体の重心線を床に下ろした場合、静的バランスは真下ですが、動的バランスでは進行方向に移動し、移動速度が速いほど進行方向に大きく移動します。
静的バランスも動的バランスも足と足の間(両足の間)に重心があれば身体は安定的にコントロールされている状態にありますが、先行足の先に身体の重心が行ってしまうと身体の前進の動きを止められなくなり後退できなくなります。

したがって、前進する時の体重を左足のボールまで乗せてしまうと女性の大きな動きに引っ張られて左足の指先に移動することがあり、バランスを崩す原因になるでしょう。
最大でも左足の踵よりも手前までに留めておくと後退に入りやすいと思います。

タンゴでは(歯切れ良く踊ると)移動速度が速くなるものの、同様に左足の踵の手前で止めることになります。
この形のまま静止すると、静的バランスは両足の中間から、左足から1/3位手前位になると思います。

なお、女性に対しても同じ考え方で、【1.】の時の動的バランスは右足の指先よりも左足側にあるように(男性は)コントロールする必要があるでしょう。


Re: コントラチェック
ダンスTR : 2012/09/13(木) 08:35 No.392
 

詳しいご説明を頂きほんとうに有り難うございます。
教えて頂いたように練習をしてみます。
又何か、?が湧いたら、その時には宜しくお願いします。


音楽を楽しみましょう!
投稿者:TOMY 投稿日:2011/04/10(日) 03:06 No.388
 
 素晴らしいリーダーさんですね!!
 
 社交ダンスは男女2人で音楽に合わせて<踊る>ものです。
 「自由に踊って欲しい」ということは、女性の持っている感性でその音楽を最大限に表現して欲しいと言う事で、女性の能力を認めているからでのことでしょう。 
 この会話からお二人はかなり上級のペアだとお察しします。
 
 ダンスでは音楽の中でメロディーが<踊り>でリズムやビート、ステップは<動き>に必要な要素でメロディーの<踊り>を補うためのものです。

 音楽の持っている簡単な法則と表現の方法は以外と簡単で、これをマスターすると面白いほど踊りが美しくなるんですよ。
 <山羊座>さんのおっしゃっておられることは100%正解だと思います。
 
 「ディック」さんも<山羊座>も素晴らしい感性をお持ちの方ですね。

 偉そうなことを言ってしまいましたが、私も常日頃同じ内容の話をしながら初心者から超ベテランさんやプロの上級者の方達にもアドバイスをさせて頂いております。 

 私事で恐縮ですが、昨年3月東京体育館で全国の公認指導員・審判員のコングレスで《ダンスと音楽》というタイトルで講師をさせて頂きました。
 ここでは特に女性はメロディーで踊ることの大切さを重点において講演をしました。
 
 指導者には「ダンスは音楽を楽しみ常に楽しく踊ること」を教え、競技の場合の審判員は「メロディーで踊っている笑顔の女性のカップルをアップする様」に力説しました。
 今後はこ方向へ向かうことになると思います。
 この内容は昨年のダンスビュウに大きく記載されました。

 ダンスは女性が主役です。
 男性はいつも女性が笑顔になれる様にフォローしなければいけないと思います。
 海外にも取材に行ってきましたが男性がこんなに威張っている国は日本だけでした。
 
 ダンスはあまり上手に踊れない私ですが40年以上音楽関連に従事していた経験から勝手なことを記述しまして申し訳ございませんでした。

 私のプロフィールはインターネットや携帯電話で本名で検索頂けます。

 ご意見をお聞かせください。


自由に踊る
投稿者:ディック 投稿日:2010/07/22(木) 18:24 No.382
 
初めて投稿します。よろしくお願いします。(ドキドキする〜!)
お聞きしたいのは、リーダーが女性に対して「自由に踊って欲しい」と思う時、具体的に何を要求しているのか、ということです。
ビートバリューが一本調子にならないよう自在に変化を付けて、と言っているのでしょうか。それとも、ダンスの組み立てを男性任せにしないで自分でやって、と言っているのでしょうか…。
自由に、というのは、「何かの束縛・制約から解放されて」ということだと思いますが、どのような事柄に囚われる可能性がありますか。私は団体レッスンの経験がほとんどなく、「足形」と呼ばれるものを知らないので、自分が何かに囚われているかどうかも、分かりません。
アドバイス、よろしくお願い致します。


Re: 自由に踊る
: 2010/07/24(土) 08:23 No.383
 

ディックさん、はじめまして!
ディックさんは女性でしょうか? 女性として話を進めてみます。
基本的に、女性は「自由に踊る」ことは出来ません。
女性の動きは男性の指示(リード)によって決まります。
女性の踊っている時の動きが、男性が予想する範囲内に収まっていないと、男性は戸惑うと同時に違和感を持つことになります。
また、ダンスは男女とも身体の自然な(無理のない)動きの範囲内で行う必要があります。
「自由に」を「自然に」と読み替えると、(緊張などして)動きが硬くなり滑らかさが無くなっていることが考えられます。
このような場合は、リラックスして身体を柔らかく無駄な力が入らないようにすると良いでしょう。

ポイントを絞ることが出来ると具体的な話もできますが、とりあえず大雑把ですが返事とさせていただきます。


自由に
ディック : 2010/07/26(月) 17:58 No.384
 

質問が漠としていて、すみませんでした。
アドバイスを読ませていただき、要求されているのは「自然な動きで」ということなのかも、という気がします。ありがとうございました。

リーダーから、「自由に踊って」のほかに、「内にあるものを自由に出して」というリクエストもあります。始めた当初は、リーダーの前に付いているだけでよいのです、と言われていたのに、ここへ来て、「もっと自由に」「出せ」と言われ…どうしてよいか、正直、途方に暮れています。


Re: 自由に踊る
: 2010/07/27(火) 23:26 No.385
 

ダンスの実際の動きは具体的なものになると思いますが、「内にあるものを自由に出して」という言い方は、ずいぶん文学的・情緒的・詩的な表現ですね! (^^ゞ
個人の主観的な言い方では、その具体的な意味を他の人に伝えるのは難しいでしょう。

ディックさんも、リーダーさんの言う意味が理解できないので、「具体的に、どんな場合どうすればいいか?」具体的に理解できる言葉まで咀嚼して説明してもらうのはいかがでしょうか?
恐らく「大きく踊って欲しい!」の意味ではないかと推測しますが・・・

横道(各論)に入りますが・・・
「踊りを大きく」するためには、「上下を大きく」と「進行方向に大きく」があると思います。
モダンの場合、ライズする場合、膝を(ルンバのニーバックのように)伸ばすと身体が不安定になるため、膝は少し緩めておくことが必要です。 ただし、脊椎の関節は伸ばして普段の座高よりも数センチ高くしましょう。(ノーフットライズ:NFRです)
ロアの場合、一般を見るとまだまだ腰の位置が高いようです。 パイプ椅子に座ったとき、背骨は垂直・股関節から膝は水平・膝から足は垂直に出来ると思います。 ロアもこの腰の高さまで出来たら良いですね!
「進行方向に大きく」しようとする場合、腰を頂点・足と足の間を底辺とする三角形を考えた場合、足と足の間の距離(歩幅)を大きくするためには、腰の高さ(三角形の高さ)を低くする必要があることは理解していただけるでしょう。(足の長さを斜辺と考えます)

「上下を大きく」と「進行方向に大きく」は、共通の「ロアのときの腰の高さを低くする」「あまり極端にライズしない」ことで実現するでしょう。

以上の「大きく踊る」やその他の動きについて、「いつ? どの程度? どのように?」などは、女性が自由に出来ることではなく、男性が女性に明確に知らしめる(リードする)ことになります。
男性が能力限界域に達したとき、不明な部分を女性に任せたくなりますが、女性は基本的に受身なのでどうして良いかわからず、困ることになります。
そこまで自分の役割(責任)を自覚している男性が少ないのが現実ですが・・・


Re: 自由に踊る
ディック : 2010/07/28(水) 14:28 No.386
 

説明を求めても、「身体感覚は個人で違うから、これ以上の説明はしません。自分の体と相談しながら、自分で見つけて下さい。」と言われ、数か月悶々としていました。アドバイスをいただき、少し霧が晴れた気分です。
とにかく、トライ&エラーで自分で見つけていこう!と思います。頑張るぞー。
ありがとうございました。


Re: 自由に踊る
山羊座 : 2010/08/11(水) 18:08 No.387
 

ディックさん 初めまして!

私は、個人レッスンで、先生から、同様の要求をされています。
単にリズムやカウントで踊るのではなく、曲のメロディを表現すること。
その曲を、女性がどう表現するかで、男性のリードが、変わるのだと言われています。
習い始めの頃は、、先生のリードに、付いて歩けばいいと理解していましたが…

最近は、リードに対する動きより、音楽がどう有るか? その、音楽は、貴女がどう表現するか?
自らの内なるものの表現を、要求されて戸惑っているのです。

音楽を聴くことは、大好きです。
それを、如何に表現するか?
正解という回答の無い課題?

永遠の課題かもしれませんね?


軸、バランス、中心線
投稿者:迷走競技ダンサー 投稿日:2010/01/13(水) 12:00 No.380
 
タンゴで「腰を低く踊る」よく先生にいわれました。ありがとうございました。
腰を低く踊るとき、軸をつくれともいわれます。それではバックバランスになってしまう。体の中心線を意識して、体を進める。などなど、いわれます。
今までなんとなく聞いてきた言葉「軸」「バランス」「中心線」
改めて考えると、あまり理解できてないことに気づきました。
どのように整理したら良いか、アドバイスお願いします。


Re: 軸、バランス、中心線
: 2010/01/17(日) 00:28 No.381
 

軸をつくる ⇒ バックバランスになってしまう ・・・ この因果関係は理解できません。

>体の中心線を意識して、体を進める。 //

「体の中心線」とは具体的に身体のどの部分を言うのか? 背骨(脊椎)でしょうか? その少し前にある食道を通る垂直(鉛直)線でしょうか?

このような掲示板などで言葉を使って伝えようとするときは、出来るだけ「大辞林」(辞書)的な厳密な定義付けを基にして使わないと、うまく伝わらないことが多いように思います。

ダンスにおける「軸」は、いろいろな意味を持つと思っています。
「回転軸」「身体の軸」「男女二人の軸」「相手(女性)の軸」などなど・・・、意識しなければいけない場合(瞬間)があったり、それほど意識しなくても良い場合があったりで、その全部を一つの「軸」で括るのは難しいと思います。
「バランス」は、女性に対する「男性のリード」をどう考えるか? ホールド時に女性の居場所をどう作るか? などによってかなり変わってくると思います。
「中心線」は、「回転軸」と同じで、ほぼ同じようなことが言えるように感じています。

フロア上だと5〜10分位で伝えることが出来る事柄でも、掲示板上では言葉(文字)を使うため、人によって言葉から受け取るイメージが異なってくることが多いので、いつまでも相互理解できずにすれ違いのまま終わることもあるようです。

言葉使いには気をつけているつもりですが、理解できないところは再度別の角度から質問していただければお答えしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


タンゴはヒールに重心を置く?
投稿者:迷走競技ダンサー 投稿日:2009/12/28(月) 22:33 No.378
 
PPについての、アドバイスありがとうございました。
足の動かし方も、bodyの動きの結果で決まってくるということですね。

先日、先生から、タンゴはもっとヒールに重心を置くようにいわれました。
スイングダンスでないからということですが、ヒールに重心を置かないでボールにおくと、何が問題になってくるのですか?
少し、ヒールよりのボールにおいたほうが、いざ出陣のとき、すばやくでれる感じがするのですが、ご意見おねがいします。


Re: タンゴはヒールに重心を置く?
: 2009/12/31(木) 00:56 No.379
 

>先生から、タンゴはもっとヒールに重心を置くようにいわれました。 //

これも、現状がどのような状況なのか? の把握の仕方でいろいろと変わってきます。
つまり、ボールを使わずにヒールだけでタンゴは踊れませんよね!
どのような状態(姿勢:関節の曲がり具合・重心位置など)にあるかということと踊る人の考え方によって、ヒールとボールの使い方の割合に幅が出てくるでしょう。

一番重要視しなければいけないことは、「人間も動物であって、その運動機能・能力は筋肉の伸縮による関節の曲げ伸ばしに起因する!」ということではないでしょうか。
つまり、関節を大きく曲げ伸ばすことで大きな動きが作れます。

多くの人は、ワルツでもロアした時の腰の位置が高く(ロアしきれていない!)、股関節・膝関節の曲がり方が不十分なまま(伸びた状態で!)踊っているのを見かけます。
タンゴは常に、ワルツでのしっかりと十分にロアした(時の)状態の高さで、十分に股関節・膝関節を曲げて踊らなければいけないことを身に付ける必要があると思います。
競技系の人は大きく踊ることを身に付けようとしていると思いますが、腰の位置を低くすることで解決するきっかけが得られるでしょう。
(もちろん、腰の位置を低くすることは一つの要素であって、その他の要素も組み合わせる必要がありますが・・・)

腰の高さを低くすることで、床にヒールしか付かない瞬間や、ボール/トウしか床に付かない瞬間がはっきりするでしょう!
足首の関節も十分に使おうとする場合は、常にボールに重心を置くように意識して踊ることになると思います。
後退の時はヒールが床から最後に離れますが、前進の時はトウが最後に床から離れるように踊ると、伸びの良いダンスが踊れると思います。

>少し、ヒールよりのボールにおいたほうが、いざ出陣のとき、すばやくでれる感じがするのですが・・・ //

「いざ出陣のとき」の意味が不明ですが、「動き始めのとき」の意味だとすると、ヒール/ボールと言う細かい事よりも、「足全体に対する身体の重心の置き方」の話になると思います。

単刀直入的な答えになってないと思いますが、ダンスはいろいろな要素が組み合って出来ているので、明快な答えが出来ないことを理解いただければ幸いです。


PPについて
投稿者:迷走競技ダンサー 投稿日:2009/12/13(日) 10:43 No.375
 
ネットでサーフィンしているうちに、こちらのサイトにたどり着きました。
ダンス競技初めて、3年の競技選手です。
最近PPについて、迷い始めています。今までは、何気なくPPをつくっていましたが、ある人から、クローズポジションの形で、足先と、顔を横に向けるだけで良いといわれました。
今までは、男の右ボディを女性の左ボディにつけるのが、PP、右ボディにつけるのが、CPと思っていました。
それから、PPからでるとき、右足は、すぐに左足に揃えることを、意識していましたが、右足は、のこして、逆ハの字に開く瞬間をつくって、一瞬ガリマタになるのが良いといわれました。
今はガリマタを意識して、その瞬間をつくり、すぐに右足に揃えるように意識して踊っています。
これで良いのでしょうか。アドバイスいただけたら、うれしいです。


Re: PPについて
: 2009/12/13(日) 23:01 No.376
 

初めまして!
ダンスレベルを向上させるのは自分の考え方次第で、自分の踊り方のどこに問題があるか? を常日頃から検証する努力が必要だと思います。

「PP」に疑問をお持ちのようですね。

>クローズポジションの形で、足先と、顔を横に向けるだけで良いと・・・ //

 ほぼ完全な静止状態での話をイメージしますが、PPはある動きとある動きの途中に存在する「瞬間的な静止状態」であるため、動きの中で把握したほうが良いと思います。
したがって、「前の動き」と「後の動き」に左右されることになる結果、タンゴとワルツでは異なってきます。

>PPからでるとき、右足は・・・ //

 身体の部分々々の細かい動きに注目すると、身体全体の統一の取れた動きを見失うことになる傾向が出てくるようです。
身体(ボディ)の動きを整えると、自然に足などの動きが決まってくるようですよ!
男性の動きは、ダンスを男性だけで(男性中心に)考えると、かなり自由度が大きくなり、逆にどのような動きが良いか? わからなくなるようです。
せめて女性に対するボディ・リード術を習得すれば、どのような動きが不適切か判断できるでしょう。

その他
 男性は自分の動きを追及しがちですが、「女性はどのような動きだと楽に踊れるか?」「女性がそのような動きをするためには、自分はどうすれば良いか?」を検討し習得すれば、「バタバタした荒い踊り」にはならないでしょう。

どのような踊りをされているか? わからないので、大局的な見方から述べさせていただきました。
競技でも雰囲気の良い踊りが出来ると良いですね!


Re: PPについて
コッピィ : 2009/12/18(金) 13:41 No.377
 

男子PP CPP 開くのは 目線だけ!!


無題
投稿者:けい 投稿日:2009/11/23(月) 23:46 No.373
 
ラテンの踊りで以前より床に力が入らない床を踏む力が出ないのは
技術が上達するにつれ軽くなるのかな?



Re: 無題
パーティダンサー : 2009/12/02(水) 10:36 No.374
 

けいさんおはようございます。

レスが付かない様なので私の浅知恵ですが一言。
上達するに連れて床が友達になってきます。これは
スタンもラテンも同じです。

技術が上達するのではなくフィガーが先行すると上達したという
感覚になります。ダンスの基本の一つに体重移動がありますが
スタンとラテンでは異なります。でも床をプレスしながら動いて
いく事は同じと考えています。

| 1 | 2 | 3 |

処理  記事No.  暗証キー

- KENT & MakiMaki -